社会科学部 (日本語)
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43理論と実践の往還を繰り返す 4主体的に問いを立て、自分だけの学びを組み立てる  社学では、フィールドワークやインターンシップ、社会調査やワークショップといった実践型の学びを重視しています。教室の外に出て、自らの身体、感覚を通じて社会のリアルに触れ、思考すること。そうした経験は、教科書では得られない深い気づきや問題意識をもたらしてくれます。理論と実践の往還を繰り返すことで、学びが生きた知識として定着し、思考に強度を与えていきます。 社学では、選択の自由度が高いカリキュラムを活かして、自らの関心やテーマに合わせて学びをデザインすることが可能です。授業、図書資料、ゼミ、フィールド、課外活動など、早稲田にある多様なリソースを組み合わせながら、自分自身の問いを深めていきます。 このようなプロセスは、大学版の探究学習とも言えるでしょう。問いを立てる力、リサーチ力、仮説を検証する力は、どの進路に進んでも必要とされる力であり、社学ではその基礎と応用の両方を育てることができます。 大学とは、パッケージされた知識を受け取る場所ではなく、自らの問いを見つけ、知を生み出していく場です。社学は、そのような知的冒険を支え、歓迎する場所です。 そしてもう一つ大切なことは、誰もが安心して学べる環境をともにデザインすること。一人ひとりの意識とふるまいが、互いに尊重し 合いながら学べる場をデザインしていきます。 社学という開かれたフィールドで、あなた自身の問いと出会い、学びを深めてください。みなさんとこの場所で出会える日を、楽しみにしています。未知の問題や将来の危機に対する、豊かな感性による洞察力、多様な価値観の理解力、問題発見力、確かな現実認識と社会の本質を理解する分析能力社会科学総合学術院長社会科学部長教授 佐藤 洋一思考と行動を往還しながら、藤を自らが乗り越える主体的な自己修正力多領域の知を結集した問題解決能力と社会を切り拓く社会構想力多様な国、言語、価値、利害関係を背景とする主体とコミュニケーションできる国際的な表現力と協働力社会課題解決の「総合知」社会科学の基礎的理解床性学際性国際性

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