10 本ゼミナールでは社会を構成するヒトという生き物について生物学的立場から探究しています。ゼミ生はまず科学論文を読むことを通して科学研究の手法や考え方を勉強し、その後各自でテーマを決めて興味のあることを研究していきます。私自身は数理モデルの専門家ですが、ゼミ生は科学的な研究方法を用いる限り、自由にテーマや手法を選ぶことができます。ゼミでの勉強や研究を通して、今後ヒト社会で生きていくうえで役立つことを少しでも身につけてもらえればと思っています。 人類進化モデルがメインとなる中橋ゼミですが、学生一人一人が興味のある分野について幅広く研究を行うことができます。基本的な論文の読み方などを学ぶ過程でそれぞれの関心事を深掘りし、確立させた卒論テーマをゼミ生と先生の前で発表し再構築していきます。学生がのびのびと活動でき、自分のペースで研究を進めることができるのが中橋ゼミの魅力です。時には先生の専門である生物進化をテーマにしたカードゲームなどをして楽しむこともあります。 卒論のテーマとして、流行している音楽の特徴を比較・分析することで、人間が音楽において好ましいと感じる要因がどこに存在しているのかを突き止めたいと考えています。イントロの長さやコード進行で視聴者層に変化があるかなど仮説を立て検証を行っています。研究を通じて、音楽を利用して流行を生み出すためには何が重要なのかを解明し、マーケティング戦略として効果を発揮できる形まで落とし込みたいです。中橋 渉 准教授東京大学理学部生物学科卒業。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻にて博士(理学)を取得。明治大学、琉球大学、総合研究大学院大学を経て2018年社会科学部着任、2020年より現職。専門は自然人類学。遺伝子・文化・社会の共進化について主に研究している。人類学人類学環境経済学朝倉 三枝西洋服飾史、フランス文化論厚見 恵一郎 政治思想史荒井 洋一 計量経済学池谷 知明政治学稲生 信男 行政学、地方自治、公共経営遠藤 晶久政治学及川 浩希 マクロ経済学、経済成長・企業動学奥迫 元国際政治学落合 基継農業土木学・農村計画学香川 めぐみ紛争分析解決論、平和構築、国際平和協力笠島 洋一制度設計の経済学、ゲーム理論■山 康典 企業財務論、金融工学■野 さおりジェンダー・セクシュアリティ、家族、社会調査上沼 正明応用経済学川島 いづみ会社法、証券法菅野 浩勢 会計学、財務会計北村 能寛ファイナンス君塚 弘恭歴史学、ヨーロッパ社会・経済史黒川 哲志環境法中世日本文化史、歴史図像学、環境史黒田 智ゲイル カーティスアンダーソン日本近現代史弦間 正彦応用経済学小阪 玄次郎経営組織論、イノベーション論小長谷 英代文化人類学・民俗学小山 淑子社会開発、人間の安全保障、SDGs、規範の伝播コーワタナサクンウッパラット国際開発経済、アジア太平洋地域における開発問題阪口 正二郎憲法・比較憲法笹原 宏之日本語学、漢字学佐藤 洋一空間映像研究篠田 徹 労働史、労働政治清水 健太社会デザイン、地域づくり下田 恭美文化人類学、ビジネス人類学、開発とビジネス、社会的起業統計的決定理論、情報理論、ビジネスアナリティクス須子 統太鈴木 俊晴労働法、労働法政策論鈴木 規子周藤 真也早田 宰千葉 清史■ 有希陳 璐寺尾 範野寺尾 隆吉戸田 学利根川 佳子土門 晃二ドリアンダ リーラ プロビ都市文化と創造都市中島 健一中橋 渉仲道 祐樹野口 智雄長谷川 信次花光 里香浜本 篤史福永 有夏古川 敏明堀 芳枝本間 まり子益子 智之宮澤 尚里棟居 徳子山田 満横野 恵吉岡 郁美好川 透吉田 和夫吉田 敬劉 傑鷲津 明由政治社会学、ヨーロッパの移民とシティズンシップ社会学住宅・コミュニティ開発哲学国際人的資源管理論、組織行動論、キャリア論幕末・明治期の日本文学、日本漢学、日中関係史社会思想史ラテンアメリカ文学理論経済学、協力ゲーム理論国際開発学、国際教育開発論、国際協力論、アフリカ地域研究(エチオピア)、NGO論産業組織論社会システム工学・安全システム人類学刑事法学マーケティング論国際経営異文化コミュニケーション論、応用言語学社会学国際法、国際経済法社会言語学、談話分析、会話分析国際関係論(平和学)、東南アジア研究、ジェンダージェンダーと開発、女性のエンパワメント都市計画学、都市デザイン論、まちづくり国際社会論、平和構築、環境管理社会保障法、国際人権法、健康と人権国際協力論医事法、英米法行政法学経営戦略論民法科学哲学、社会科学の哲学近代日本政治外交史、日中関係史産業連関分析、環境影響評価(2024年4月1日現在)自然科学分野中橋渉ゼミナール 中橋渉ゼミナール 興味関心のある分野を深掘りし、自分のペースで研究していく筒井 大翔(2021年入学)教員一覧・専門分野(2024年度)赤尾 健一
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