■ 有希 教授博士(経営学)。専門は組織行動論及び人的資源管理論。立命館大学准教授、学習院大学教授を経て、2020年4月より現職。Asia Pacific Journal of Management編集委員。これまでにAssociation of Japanese Business Studiesの年次大会実行委員長等を歴任。Guide Book 202408社会科学総合分野■有希ゼミナール法学分野福永有夏ゼミナール政治学分野池谷知明ゼミナール平野 元輝(2021年入学)国際人的資源管理論、組織行動論、キャリア論坂井 湧希(2021年入学)国際経済法 経営学の中でもより「人」に関する部分に興味があり、■ゼミを選びました。 ■ゼミでは、企業内の「人」についての問題を、組織行動論や心理学の観点から実践的に学んでいます。授業は、興味のある主題を学生それぞれが発表する形となっており、様々な事象について学ぶことが出来ます。また、年に2回ほど企業の人事や社長の講演会もあり、実際どのような人的管理施策が行われているか学習できます。ゼミ生約半分が留学生で国籍も多様であるたに表れています。世界でも同様に投票率が低下している国がありますが、政治に関する話題は日常的なトピックであると聞きます。日本人が政治に関心が低い理由や政治意識を高める方法について、各国と比較しながら模索してみたいと思います。 また、第二外国語として選択したことをきっかけに、フランス語学習を続けています。資格取得と在学中にフランスへ行くことを目標に、これからも学習を続けていきます。 高校生の時から世界史が好きだったため、大学では国際問題を学ぶと決めていました。社会に出た後でも活かせる知見を得たいと思い、国際経済法を学ぶゼミを選びました。 ゼミでは、隔週持ち回りで貿易や投資に関する新聞記事を読み発表して、疑問などについて質問し議論を行っています。環境、ジェンダー、死刑問題など幅広い問題について、グループごとに英語でディベートも行います。また、ドイツ人留学生が参加していること日本政治の知識を前提に、アメリカ、イギリスをはじめとする先進デモクラシー諸国の政治を比較研究するゼミです。基礎文献の購読などを通じて議論しつつ、レジュメの作成、発表の技法などのスタディ・スキルを習得します。その後、議院内閣制、選挙制度などの政治制度や福祉政策、安全保障政策等の政策から、学生の関心に従ってテーマを決めて発表を行います。授業の他、合宿、コンパなどでの議論を通じて研究を発展させ、最終的にゼミナール論文を書いて卒業すること、専門的な見地から政治について議論できるようになることが目標です。本ゼミナールでは、企業における「人」の問題にアプローチする「組織・人材マネジメント」分野を中心に、人間の心理や行動について学びます。具体的には、個人の行動の基礎となるパーソナリティや価値観、態度、モチベーションなど様々なテーマについて、学生主体のディスカッションを通じ、その内容の理解を深めていきます。本ゼミナールの大きな特徴は、日本語プログラムと英語プログラムの学生が一緒に参加し、ゼミでの議論を通じて様々な価値観や異文化に触れ、多角的な視点を養うことができることです。本ゼミナールでは三つの点を重視しています。第一に実社会との接点。経済安全保障やビジネスと人権など社会的関心事を取り上げ、国際経済法上の論点についてゼミ生が自らの考えを醸成するよう促しています。第二に英語力。英語でのプレゼンテーションやディベートなどを活用し、国際経済法上の問題について英語で読み、書き、話す能力をつけることを目標としています。第三に自主性。ゼミIでは教員が研究テーマを提案しますが、ゼミII以降はゼミ生が自ら研究テーマを選ぶように指導しています。め、文化間の違いを肌で感じることができること、先生との距離が近い事もこのゼミの魅力です。 卒論のテーマには、フォロワーシップを選びました。現在の日本では、上司の決定に部下が従順する場面が多いと感じます。しかし、それだと受け身になり、進化する機会が減少してくると考えています。企業内部でのリーダーと部下の最も良い関係を模索していきたいと思います。もあり、ディベートに関する十分なフィードバックを受けることができました。グループワークが多いため、積極的に意見を発し交換することができ、英語を話す機会があることがこのゼミの魅力です。英語能力を養う機会は、学生の立場であっても自ら望まなければ得ることができないと感じており、同級生とのディベートを通じて英語力を向上させるという機会はとても貴重でした。渡邉 智咲(2021年入学)政治学「人」に焦点をあて、よりよい関係性を研究する世界を学びながら、日本人の政治に関する意識を高めたい 複数ある政治系のゼミの中でも、合宿等を通じて他のゼミ生と交流し、楽しく活動できそうな池谷ゼミを選びました。「比較政治研究」の名の通り、各国の政治制度や情勢を比較し、深く学んでいます。2年次にはグループで各国の「対立と分断」について調べ、基礎知識を身につけました。3年次以降は各自の関心に合わせてテーマを設定し、卒論を書くことを目標に研究を行っていきます。 卒論のテーマとしては、日本の政治意識の低さに関心があります。選挙における投票率の低下に、それが顕著国際問題を学びながら、語学力も向上できる環境池谷 知明 教授早稲田大学政治経済学部卒業。同大学院政治学研究科退学。2013年より現職。専門はイタリア政治。特にエリート理論、選挙制度などについて研究。共編著に『新・西欧比較政治』(一藝社、2015年)。日本選挙学会理事長(2020〜2022年)。福永 有夏 教授一橋大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科にて博士(法学)取得。2005年社会科学部着任、2011年より現職。専門は国際法・国際経済法。著書に『貿易紛争とWTO』(法律文化社、2022年)ほか。ゼミ紹介SEMINAR
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