村瀬ゼミでは、様々な組織にまつわる人間の行動・感情・認知の組織行動のトピックを研究します。組織行動とは、集団の生産性や業績に影響を及ぼす個人や集団行動を、理論的原則やメカ 数字から企業の姿を読み解く。これが山内ゼミの研究です。企業が外部に発信する情報の1つに、財務諸表というものがあります。財務諸表を読むと、企業の売上、利益、成長のための投資ニズムを用いて実証する学問です。 ゼミ活動は、毎週行われるゼミに加え、2年次から始まるプレゼミ、他ゼミとのインターゼミなどで構成されます。ゼミ活動と並行して、自分たちが収集したデータや企業からのデータを利用し、自ら分析をすることで統計を学んだりもします。 プレゼミおよび3年次の本ゼミ活動は、先生の講義とグループでのプレゼン発表が主な活動です。キャリアの多くを海外で過ごされている先生の講義はアクティブラーニング形式で進められ、日本的な一方通行の講義ではなく、学生も意見や質問をゼミでかわしながら双方向に進めます。そのため、ゼミ生は自ら主体的に学習し、考え、意見額などの数字がわかります。これを基に、企業の安全性、収益性、成長性などを読み解くことができます。 ゼミ活動は、毎週のゼミの他に、他大学や学内の他ゼミと交流するインターゼミを行っています。インターゼミでは、「企業分析のディベート」と「投資企業選定のストックリーグ」のグループワークを行っています。企業分析から最終プレゼンまで、長い時間をかけて準備を進めるので、ゼミ内の団結力も高まります。コロナ禍では教室での対面とオンラインのハイブリッドなど、皆で工夫しながらゼミを行いました。 ゼミの活動方針は、ゼミ内での議論により決めを共有することが求められます。プレゼン発表では、学生主体で研究テーマを決定し、先行研究を基にアンケートの作成・調査、そして統計分析を行い、成果を全体に発表します。ゼミのプロジェクトを通して、どのようにデータを扱うかといった思考力や、いかにわかりやすく伝えるかといったプレゼンの技術を身につけます。られています。学生自身で決めることができるからこそ、ゼミ生一人一人の積極的な参加が求められます。そこでは、社会に出て一人前になるために重要な「自立」が必要とされます。「財務会計」という専門知識。「自立」という人間力。社会に出てからの強力な武器となるこの2つをゼミの活動を通じて身につけることができます。5SEMINARACTIVITIES村瀬 俊朗准教授 (経営トラック/組織行動研究)SEMINARACTIVITIES山内 暁教授 (会計トラック/財務報告の研究)統計・プレゼンを通して学ぶ組織行動論企業分析―数字でわかる、企業の姿
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