商学部 (日本語)
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学生読書室・自習室(B1F)蔵書3万冊以上―商学部を志望した理由は何ですか? 私は高校時代、数学や現代社会、世界史など、社会の仕組みを解き明かす教科が好きでした。そのため、将来の仕事に役立つ「実学」志向が強く、商学部に絞って志望を出しました。最終的な入学の決め手は、経済・会計・広告など多様で実践的な分野を学べることや、簿記や教員免許など様々な資格の取得を推奨するカリキュラムだったことです。―大学生活についてお聞かせください 学業では、3年次から経済コースを選び、国際経済学のゼミに所属しました。東日本大震災からの復興や政府の経済政策などについて、ゼミ生同士で時間をかけて議論しました。プレゼンに落とし込んだ際の苦労も含め、思い出深い経験でした。 課外活動では自主映画制作サークルに入りました。自ら作品を企画立案し、スタッフ集めやロケ地の交渉などに奔走しました。特に忘れられないのは、学園祭の大スクリーンで作品を上映した3年次に、1000人を超える観衆から歓声やどよめきが巻き起こったときのことです。その瞬間に「自分の作品が完成した」と感じ、苦労が報われた気持ちでした。―現在の仕事についてお聞かせください 現在はテレビ朝日に勤め、報道記者として災害分野を担当しています。先日の能登半島地震をはじめ災害の実態に迫り、今後の防災に役立つニュースを放送するために、人の話を真■に伺い、証言を補強する映像を撮影することを続けています。 仕事で特に心がけているのは、限られた文字数の中で事実関係を整理し、わかりやすく表現することです。取材の相手は多岐に及び、行政機関や研究者に加え、時には被災などで傷つかれた当事者の方もいます。そのため、カメラを向け閲覧室(1F)自習席100席た相手の緊張や心の痛みを深く考えることや、その証言を事実に基づいてどう原稿に落とし込むかには、日々身が引き締まる思いです。―高校生にメッセージをお願いします 私は大学生活について、「自ら選択し環境を勝ち取った、初めての場」だったと思っています。進学に加え、ゼミ、サークルも含めて選択の連続の4年間でした。現在記者の仕事をする中では、ゼミで問題意識をもって社会を考察したことや、人の心に残る映画づくりを目指したことなど、当時の経験が生きていると感じています。また、当時出会った友人らとは今でも良い付き合いが続いていて、これも人生の宝物です。 最善でも次善でも、選択するという行為自体が人生を豊かにするものだと私は信じています。大学時代にはぜひ、信頼できる友人とともに初めての学びと体験を重ねてもらいたいと思います。ラウンジ(2F)座席200席テレビ朝日中尾 洋輔2015年3月商学部卒業静岡県立静岡高等学校出身CAREERS IN FUTURE充実の学習環境商学に関する幅広い資料や雑誌・新聞が3万冊以上所蔵された学生読書室。自由に読書、自習のできる閲覧室。食事やサークルの打ち合わせなど、商学部生の交流の場として利用できるラウンジ。快適な学習、生活環境が整っています。ALUMNI’S VOICEさらなる挑戦の場を求めてFACILITIES

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