国際教養学部 (日本語)
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©UNHCR/Gordon Yamba20SHINDO-BRAATEN, Mio 進藤ブラーテン 美生 2011年3月卒業 国連難民高等弁務官事務所 勤務YO, Marilena 葉 マリレーナ 2016年9月卒業 マッキンゼーアンドカンパニー 勤務高校卒業後、製菓専門学校、社会人を経て、国連職員になることを目標にしてSILSに入学しました。留学では国連公用語である中国語と北京大学での法学学位を修得しました。卒業後は東京大学大学院に進学し「人間の安全保障」プログラム修士課程を経て国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に就職しました。現在はUNHCRザンビア共和国事務所で准保護官として、アフリカの難民保護を仕事としています。 SILSには学びたいことを学べる環境があります。SILSの選択科目は分野を問わず幅広いので、入学後は早い段階で自分の将来につながるような、より深く学びたい内容を見つけて一貫性のある授業を選択することが大事だと思います。日本では出る杭は打たれる傾向にありますが、出過ぎた杭は周りが打つのをあきらめます。周りに迷惑をかけてはいけませんが、人と異なる生き方を選ぶことを恐れないでください。自分の可能性を信じて、夢を夢で終わらせないことが大事だと思います。SILSでは様々な物事の考え方や見方を学びました。SILSは、自分自身を探索し、学ぶのに最適な場所です。同窓生や卒業生は、あらゆる業界/分野で活躍しています。最初はみんな同じスタートラインから学び始めますが、SILSを選択すると、関心を広げる柔軟性が得られ、本人の希望次第であらゆる分野を勉強/研究する事が出来ます。私は入学当初、歴史、芸術、心理学、文学等に興味がありましたが、次第に政治学への関心が高まり、政治学の勉強/研究をしたいと思うようになりました。卒業後、マッキンゼーにコンサルタントとして入社する前に、LSE(London School of Economics and Political Science)で修士号を取得しました。私は今でも探求するのが大好きです。仕事においても、公共部門のプロジェクトからファッション業界に至るまで、様々な業界のプロジェクトに取り組んでいます。SILSでは、良き先生良き友人に出会いました。親身にお世話してくださった恩師は、パキスタンでの留学を強く勧めてくれ、その実現に向けてご尽力くださいました。パキスタンが私の父の母国であり、アイデンティティと向き合うために絶好の機会だと考えてくれたからです。卒業後は、早稲田大学大学院進学の際も、現在のハーバード大学大学院進学の際にも快くお力添えいただきました。また、私がそれまで抱いていたムスリムへの偏見を大きく覆してくれたのは、SILSで出会った、私と同じパキスタンと日本のハーフである友人です。早稲田とハーバードの大学院で、哲学や宗教学、マイノリティのアイデンティティについて学ぶことになったのは、こうしたSILSでの出会いがあったためです。こうして得た知識と経験を発信する機会は、SILS在学中からも各方面からいただくことがありましたが、今後さらに日本社会に貢献できるような意義のある活動を続けたいと思っています。 QURESHI, Amin クレシ 愛民 2017年3月卒業 Harvard University, Harvard Divinity School 在学国連職員を目指してSILSに入学夢を夢で終わらせないことが大事です様々な物事の考え方や見方を学ぶことができるSILSの卒業生は、あらゆる業界・分野で活躍しています先生や友人との出会いがアイデンティティについて深く考えるきっかけとなり、コミュニティや社会に向けた活動と研究を続けています From Alumni

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