P26Director’s Message理工学術院の英語教育は、学生のみなさんが理工系分野で将来活躍するために必要な能力を養うためにデザインされています。エンジニアになって自分が開発した技術や製品を世界に向けてプレゼンする能力、研究者として国際的な学術誌に英語論文を投稿する能力などをイメージしてください。理工学術院の英語教育のすべてのコースが、これらの目標を目指して段階的にステップアップするように構成されています。多くの学生から、「自分の英語力がアップしたことを実感できた」という嬉しい評価を得ています。この恵まれた環境で、自分の将来の可能性を広げるために、英語の学習に取り組んでください。Students’ Voices早稲田理工の英語の授業は習熟度別に分けられており、各レベルに応じた指導が行われます。使用されるテキストは理工系の学生にとって実用的な内容となっており、先生方は各クラスに合わせたアプローチで生徒が英語力を効果的に伸ばせるようサポートしてくださいます。そのため、理工学生として必要な英語スキルをしっかりと身につけることができます。 また、英語の授業ではグループワークが頻繁に行われます。これにより、さまざまな人と交流する貴重な機会が生まれています。実際、クラスが違い普段は関わる機会が無い私たちもこの英語の授業を通じて出会い、理工のカリキュラム以外にも教職課程などの科目も一緒に履修するかけがえのない友人となりました。英語教育センター長酒井 弘 教授科目紹介Academic Lecture Comprehensionこの科目では、様々な講義を英語で聞き理解するスキルを学びます。英語による講義の聞き取りと理解、講義内容についてメモを取る練習、講義内容に関する簡単な質疑応答や英語での要約作成の練習などに重点が置かれます。基幹理工学部 1年加藤 瑠夏さん(東京都立西高校出身)冨山 詩織さん(茨城県・土浦日本大学中等教育学校出身)Concept Building and Discussionこの科目では、学生それぞれの興味のある分野に関連したトピックを対象に、様々なリソースから情報を収集・要約し、グループでディスカッション・問題解決を行い、聴衆に結果や結論を伝えるために必要な英語力を培います。この科目の修了目標は、図書館やインターネットを使って、あるトピックに関する情報を見つけ、その情報をグループ内で批判的に議論できるようになること、また、情報源を適切に提示し、様々な背景や知識を持つ聴衆に対して成果を伝えられるようになることです。
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