*BioRenderを使用1細胞細胞 脂質レーザータンパク質顕微鏡共焦点顕微ラマン分光法DNA河川シングルセルゲノミックス微小液滴作成技術海環境微生物コミュニティー農業土壌ウイルスシングルセルメタボロミックスゲノムメタボロームトランスクリプトームバイオDXビッグデータ解析独自開発した先端技術により、1細胞レベルでのゲノムや代謝産物生産の大規模情報を取得・解析環境、エコシステムのサステイナビリティを微生物側から評価することにチャレンジ 基盤技術の開発から、出力されたビッグデータの解析までを一貫して実施情報生産システム研究科池永 剛 教授新型コロナにより、人類は3年以上に渡り移動が制限され、不便な生活を強いられました。一方で、この間、世界のエネルギー消費は大きく削減されました。オンラインツールにより何とか活動を継続しましたが、便利な一方で、限界を感じ始めているのが事実です。この経験を踏まえ、実世界と仮想世界をシームレスに融合する技術により、不必要な移動を必要としない生活様式の実現が、将来のカーボンニュートラルに不可欠であると感じています。人間の脳は、複雑なタスクや深い判断を処理する大脳と、単純ではあるが瞬時の処理が可能な小脳とそれらの協調処理により構成されますが、この一歩として、人間の脳を模擬した人工視覚脳コンピュータの実現を目指しています。先進理工学部 生命医科学科竹山 春子 教授地球の物質循環に大きな役割を担っているのは微生物です。彼らは、幅広い環境に適応して存在しています。しかしながら分離培養ができない多くの微生物の機能が不明となっています。一方、微生物機能をゲノム情報から予想する技術が進歩し、微生物ゲノムのビックデータを基にしたDXが進んでいます。私たちは海、河川、農業土壌などに生息する微生物、動植物、ウイルスと相互関係にある微生物を対象に、独自に開発した先端技術を用いてシングルセルレベルでゲノムや代謝産物生産の大規模情報の取得、解析を進めています。これらのデータを基に環境、エコシステムのサステイナビリティを微生物側から評価することにチャレンジしています。J-21実世界と仮想世界の融合による移動を必要としない生活様式の実現カーボンニュートラルを推進する研究者たちカーボンニュートラルを実現する最先端研究を、より高度なネクストステージへと展開。SDGsが目的とする“持続可能な世界”を守り、未来に引き継ぐため、未来をイノベートする、カーボンニュートラル社会のための多様な研究活動を推進しています。環境中の微生物を紐解くことでサステイナブル社会に貢献します
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