あなたのニーズは?教員からのワンポイント春夏の長期休みで語学力をUPさせたい!▶短期留学プログラム現地学生と同じ科目を履修し、専門性を身につけたい!▶CS-R/CS-R(�S)プログラム1学期間もしくは1年間、集中して語学力を向上させたい!▶CS-L/CS-L(�S)プログラム詳細はこちらから!●キューバの歴史学、思想史 主な担当教科●スペイン語 ●現代史 ●地域文化早稲田大学の学費で留学できるプログラム! ▶EX-R/ EX-R(�S)プログラム 語学力初級でも可能な交換留学!▶EX-Lプログラム早稲田と海外大学、2つの学位取得を目指す! ▶DDプログラム ��副専攻 少人数教育テーマスペイン語圏の文化と思想 岩村 健二郎教授専門分野学んでいる「私」は誰か 「勉強」は他者や外界に関する探求や分析、またそれら情報の記憶として捉えられがちです。しかし生成系AIの出現を待たずとも、そうした認識は時に危うささえ孕んでいます。どんな「勉強」でも、あるいは「考えること」そのものが、それをおこなっている自己の相対化へと向けられる必要があります。国家間・国内の分断が進み、日本でも排外主義がSNSを通じて増幅されています。ジェンダーやアイデンティティの問題も、自他論の問い抜きでは語れません。「今」の大学生の勉強にとってそれはなおさら重要です。多彩なニーズに応える!早稲田大学独自の留学制度法学部の教員一覧はこちら教養演習(スペイン語圏)A・B 「ラテンアメリカ」は、ヨーロッパの民族・言語の「ラテン」と、イタリアの探検家の名「アメリカ」が元になっていて、ある場所を外側から二度名指し、呼び習わした言葉です。「人種」「民族」「文化」「国民」といった現代社会において人を区別するために使われているカテゴリーを、私たちはついある種の「実体」だと思ってしまいます。しかし多くは近代に作られた表象です。とりわけ(旧)植民地では、ヨーロッパが他者を名指すために作ったさまざまな指標が、常識や既成事実として普遍妥当性を与えられてきました。500年前にヨーロッパに「発見」され、植民地となり、19世紀初頭の世界史上早い時期に「脱植民地化」したラテンアメリカは、こうした近代の諸問題が詰まった「豊かな」場所です。
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