法学部 (日本語)
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 皆さんは、法曹というと裁判官、検事、弁護士の仕事を思い浮かべるでしょう。ビジネスにも関心があるし、海外でも働きたいから、法曹になろうとは思わないという人もいるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。 むしろ、司法試験に合格し、法曹資格を持っているからこそ、様々な仕事に挑戦することができるのです。裁判官や検事が海外の大使館で働いています。弁護士が国際機関で働くこともめずらしくありません。人権や貿易紛争など法的問題を扱うことが多くなっている国際関係では、当然の流れです。また、新製品の特許、企業合併、海外企業との契約など、ビジネスの現場で法的知識はますます必要になっています。企業内弁護士として、ビジネス活動の最前線で活躍している人たちもいます。そして、国際関係やビジネスの現場での経験をもとに、将来は特色ある弁護士として独立してゆく夢を持った人たちも増えています。 早稲田大学法学部を卒業し、早稲田のロースクールに入学すれば、50%近い人が1回目の司法試験受験で合格できる時代です。皆さんの人生は100年近くあります。生涯を通じて仕事を続けることができる法曹資格を得ることに、ぜひ挑戦してみてください。 大学院というと随分と遠い存在ではないでしょうか。私も高校生のときはそうでした。それが学部卒業と同時に大学院に進学したのですから、不思議なことです。大学院での指導教授となる先生との出会いが大きかったと思います。大学院って何?素直な疑問です。法律専門職というと裁判官や弁護士をイメージされるでしょうが、大学で法を教えている私たちも法律専門職です。研究者と呼ばれることもあるのですが、その研究者を養成し、大学教員にならなくても法研究の意義や方法を体得して社会に出る人を育てるのが法学研究科です。早稲田大学には、法学部だけでなく、法曹養成の大学院法務研究科、研究者養成の大学院法学研究科があります。私たちはこの3箇所で教えています。研究成果をあげるのは大変ですが、学問の自由は何物にも代えがたい喜びです。留学生も多く、学生のバックグラウンドは多彩です。どうですか、将来の選択肢として、大学院進学も考えてみては。HPはコチラからHPはコチラから20法務研究科⻑ 古谷 修一法学研究科⻑ 尾崎 安央どのような仕事にも挑戦できる法曹の魅力法学研究科への誘いロースクールへの誘い法学部+法学研究科=法学研究者への道

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