先輩が語る過去と現在、そして未来 人間科学部を選んだ理由高校の生物の授業を通して解剖学や生理学など生命科学分野に興味を持ち、当該分野を深く研究できる環境のある大学を希望していました。なかでも、人間科学部は私が興味を持った生命科学分野に加え、統計や外国語など研究を仕事にする上で必要不可欠な教養も学ぶことができる点に惹かれ、進学先として選択しました。なぜこの仕事を選んだのか学部在学中に様々な人との出会いや経験を得たことより、人々の生活に直接貢献できる会社で仕事がしたいと考え、国内外問わず幅広い分野に取り組んでいる現在の会社を選びました。特に、大学で得た生命科学分野の知識を活かしたい、自身の手を動かすことで新たな製品開発の一助となりたい、との想いより研究職を選択しました。学生時代での学び哺乳類の脳がどのように形成・発達するのかとの問いに対して、榊原研究室で発見した機能不明な未知の遺伝子に着目して研究を行いました。熱心な先生方のもとで、実験動物や細胞を用いて遺伝子レベルから臓器レベルまで幅広い実験に取り組んだことで、研究テーマの知識の獲得だけでなく研究の進め方や面白さ、手技など多くを学びました。最後に人間科学部は学際的な学部であるため、一般的な学部では珍しい他分野の先生の授業を受講したり、様々な方面に興味を持つ友人と出会うことができたりと、発見・刺激の多い環境が整っています。学際的である一方で、3年生からは研究室に所属し深く専門分野を学ぶこともできます。ぜひ人間科学部でかけがえのない大学生活を謳歌してください。人間科学部を選んだ理由大学に入ってから何を学びたいのか、高校生当時の自分は決め切れていませんでした。そんな中、様々な分野の学問領域が集い、学ぶことができる人間科学部の存在を知り、進学先として選びました。いろいろな授業を受けていく中で本当に面白いと思う学問に巡り合うことができ、今思うと良い選択だったと思います。なぜこの仕事を選んだのか大きく2つの軸で就職先を選びました。一つ目は「ひと中心のものづくりに携わること」、二つ目は「地元広島を拠点していること」です。「ひと中心」を企業理念に掲げ、広島を代表する企業のひとつであるマツダに縁をいただくことができ、両方の軸を満たした仕事に就くことができました。学生時代での学び学部・大学院ではスマートフォンやタブレットといったタッチパネル端末の操作性について研究に取り組みました。ひとが快適に・正確に・素早くタッチ操作を行うためにはどうすれば良いかを導きました。大学時代の授業や研究で学び経験した、様々な角度からひとを見つめて考え抜くことは、今の仕事でも役立っていると思います。最後に人間科学部では多岐にわたる学問領域、個性豊かな先生方、文理を超えて全国から集まる友人、所沢キャンパスの豊かな自然に囲まれて学生生活を過ごすことができます。いろいろなことに興味を持つことができる好奇心旺盛な人にはピッタリの学部であること間違いなしです。人間科学部で皆さんに新しい出会いと素晴らしい未来が広がることを祈っています!22所属するチームでは抗体医薬品用の培地の研究開発に取り組んでいます。アミノ酸研究で培われてきた基盤技術を活かして、高性能かつ高品質な培地を提供できるように、日々細胞を用いて研究を行っています。スイッチなどの操作部品やディスプレイのような表示デバイスの量産開発を手がける、HMI開発グループに所属しています。入社から現在に至るまで、センターディスプレイ(カーナビやオーディオなどの快適・利便情報を表示する部品)の開発を担当し、複数車種の部品を手掛けてきました。2020年 人間科学部 健康福祉科学科 卒業2022年 大学院人間科学研究科修士課程 修了味の素株式会社 バイオ・ファイン研究所 勤務2018年 人間科学部 人間情報科学科 卒業2020年 大学院人間科学研究科修士課程 修了マツダ株式会社 情報制御モデル開発部 勤務佐藤 彩佳 さん平川 純 さん
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