人間科学部(日本語)2023
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learning学びStudent's Voice15趣味のライブ鑑賞で感じた一体感という感情のメカニズムを数値化して明らかにしたいと考え、野村ゼミに入りました。野村ゼミでは先生対ゼミ生にとどまらず、ゼミ生どうしでも頻繁に意見を交わしてそれぞれの研究を高め合っています。研究を通して、人々のライブ鑑賞経験をより豊かにする実用的な手段を探していきたいです。人間情報科学科の野村 亮太 准教授専門分野/認知科学主な担当科目/心理学概論 劇場認知科学屋外環境での姿勢検出テスト※ドローイング授業とは、主観的素描で作者の心象を表現する体験型授業のことです。ドローイング授業の参与観察ゼミ紹介劇場認知科学研究室(野村 亮太 准教授) 人間情報科学科 4年生一般選抜(英語・国語・日本史)情報科学系コンピュータサイエンス理論の人間科学への応用、デジタルメディアによる情報の表現方法などを研究しています。情報科学、計算機科学、情報コミュニケーション科学など、幅広い理論と実践について学ぶことができます。人間工学系周辺環境と人間の接点をヒューマン・インタフェースという立場から研究し、人間にとって快適な生活を保障する情報制御のあり方を追求します。人間工学や生活支援工学などを専門とする教員が指導します。劇場から人間の「楽しみ」を理解し、社会をデザインする人間は楽しみを再生産する場として劇場を創出し、今日まで受け継いできました。劇場では,演者と観客、観客どうしの相互作用を通して、他にはない強い快体験を味わうことができます。本研究室では、こうした劇場での認知・体験過程を心理実験や数値実験で明らかにします。感性論を超えた実証研究から、パフォーマンスが観客を楽しませる仕組みに迫ります。また、生理指標に基づく創作支援やCMの好意度予測など、実社会へ向けた応用研究も行っています。教育工学系教育という分野の中で、人間が成長過程で情報とどうかかわり利用していくか、さらにウェブを利用した通信教育が教育の質をどう変えていくかを、教育工学や情報工学、教育心理学などの視点から研究しています。認知科学系環境から得た情報を人間がどう処理し行動していくかというプロセスを、脳内での情報処理も含めた基礎的側面と、その応用的側面から研究しています。認知科学や情報工学などを専門とする教員が指導にあたります。コミュニケーション学系言語という情報を利用した、人間と社会や環境とのかかわりを、応用言語学や心理行動学、メディアコミュニケーションなどの視点から研究しています。ノンバーバル(非言語)コミュニケーション研究もこの系に含まれます。

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