英語教育センターシェパード クリス 教授理工系の分野でキャリアを考えると、英語力の獲得が不可欠です。分野の最前線で活躍する研究者は、革新的な研究を行い、得られた成果を国際コミュニティーの舞台で広めていく必要があるからです。また、多くの研究は国際的なコラボレーションにより進められています。英語教育センターでは、国際コミュニティーで活躍できることを目標に据え、すべてのコースが段階的にステップアップするように構成されています。各コースは理工系関連の教材を用い、コミュニケーションを中心にした授業を行っています。この学習環境を十分に活用することで、みなさんの英語の知識やスキルをさらに発達させることができると考えます。科目紹介Academic Lecture Comprehensionこの科目では、様々な講義を英語で聞き理解するスキルを学びます。英語による講義の聞き取りと理解、講義内容についてメモを取る練習、講義内容に関する簡単な質疑応答や英語での要約作成の練習などに重点が置かれます。基幹理工学部機械科学・航空宇宙学科2年阿部 舞哉(宮城県仙台第二高校出身)さんDirector’s MessageJ-13Student’s Voice早稲田理工の英語科目は、同じ科目でも学生のレベルに合わせてクラス分けされます。このシステムにより自分の英語力を効果的に伸ばすことができるのだと思います。また、他の科目は同じクラスや学科の友人と受けるものがほとんどですが、英語科目は理工3学部の中で横断的にクラスが編成されるので、幅広い興味や関心を持つ相手とのコミュニケーションができ、興味の幅を広げることにも役に立ちます。必修科目には学術的な英語力を養う科目・コミュニケーション力を養う科目が1,2年生でそれぞれ2つずつあります。授業中英語で行うリサーチは比較的自由にテーマが決められるなど、英語科目では他の科目とは違う楽しみが感じられるでしょう。Concept Building and Discussionこの科目では、学生それぞれの興味のある分野に関連したトピックを対象に、様々なリソースから情報を収集・要約し、グループでディスカッション・問題解決を行い、聴衆に結果や結論を伝えるために必要な英語力を培います。この科目の修了目標は、図書館やインターネットを使って、あるトピックに関する情報を見つけ、その情報をグループ内で批判的に議論できるようになること、また、情報源を適切に提示し、様々な背景や知識を持つ聴衆に対して成果を伝えられるようになることです。
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