環境・エネルギー研究科小野田 弘士 教授小野田研究室では、自立・分散型エネルギーシステム、廃棄物処理・資源循環システム、次世代モビリティシステム等のコア技術の開発・評価と地域等における社会実装に向けた取り組みを一体的に進めています。例えば、埼玉県南栗橋駅前街区では、産学官連携による『BRIGE LIFE Platform構想』に参画しており、当研究室が独自に開発した自動配送等を視野に入れた次世代モビリティの導入に向けた社会実験を産学官連携により推進しています。カーボンニュートラルのみならず、地域の付加価値向上と持続可能性を追究するプロジェクトを全国で展開しています。南栗橋駅前では、産学官連携による『BRIGE LIFE Platform構想』に基づく次世代型のまちづくりを進めている。先進理工学部 応用化学科花田 信子 専任講師私は水素エネルギーに関する研究を行っています。水素は、再生可能エネルギーからも製造でき使用時にCO2を出さないので、カーボンニュートラルに貢献するクリーンエネルギーとして期待されています。しかし、気体で体積が大きいため、コンパクトに軽量に安全に貯蔵・輸送する技術が必要で、私は材料科学と化学工学の立場から研究しています。金属や合金に水素を原子状で吸蔵させたり、水素元素を含む化合物に変換して液体にしたりすることで、水素を高密度に蓄えられます。水素の吸蔵や放出を少ないエネルギーで速くできるように、材料のナノ構造制御や水素貯蔵タンクおよびプロセス開発を行っており、カーボンニュートラルに向けた水素エネルギー利活用社会に貢献します。J-21ライフサイクル思考で次世代技術・システムの社会実装モデルを創出するカーボンニュートラルを推進する研究者たちカーボンニュートラルを実現する最先端研究を、より高度なネクストステージへと展開。SDGsが目的とする“持続可能な世界”を守り、未来に引き継ぐため、未来をイノベートする、カーボンニュートラル社会のための多様な研究活動を推進しています。水素を高密度に貯蔵して水素エネルギー利活用社会に貢献
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