Faculty of Science and Engineering (English)
30/64

共同原子力専攻共同先進健康科学専攻共同先端生命医科学専攻Voice本専攻では特殊な実験施設を持つ東京都市大学や研究機関での実習があり、総合的に学習を深めることができます。そのため、研究分野の異なる学生との交流も盛んで切磋琢磨できる環境があるのが魅力です。私は福島第一原子力発電所事故がきっかけで原子力発電所の安全性について学びたいと思い、シミュレーションによる研究を行っています。他にも放射線利用の実験や次世代原子炉の解析など多岐にわたる研究ができる環境が充実していると実感しています。エネルギー安全保障問題そして福島第一原子力発電所事故を踏まえて、原子力発電、新たなエネルギー利用、放射線利用としての加速器・放射線応用に従事する幅広い専門的な知識を有する人材の育成が、本専攻の目的です。幅広い分野の教員による系統的な学習、時代に即した関連分野知識の修得、基礎知識を身に付けるための教育プログラムを構成しています。企業や研究機関と連携をとり、現場での実習を取り入れ、即戦力となる人材育成を目指します。加えて、徹底した研究倫理教育を行い、倫理観を育てます。共同原子力専攻 修士1年本多 沙羅さん東京都・立教女学院高校出身Voice私は修士課程まで生命医科学の分野で学んでいましたが、環境学にも興味を持ったことを理由に共同先進健康科学専攻に入学しました。本専攻では、早稲田大学と東京農工大学の先生による講義に参加することができるため、獣医学、薬学、食品学、医科学など幅広い分野の知識を習得できます。また、異なる専門分野の先生からも研究に関するご意見を頂けます。現在は生命情報を用いた環境微生物の研究をしており、将来は環境保全に関わる仕事に携わりたいと考えています。本専攻は、国内初の国立(東京農工大学)と私立(早稲田大学)との連携による共同大学院です。今日、理系の大学院教育には、国際的に通用する研究開発力と多視点により学問領域を超えたリーダーとしての総合力を有する人材の養成が求められています。本専攻は、生命科学・理学・工学・農学の領域が融合した先端的な教育により、多様な課題に対する解決・探究能力を有し、豊かな教養と広い国際感覚および高い倫理観を有する人材を養成することを教育理念としています。共同先進健康科学専攻 博士後期課程2年實野 佳奈さん米国・Greenwich High School出身Voice医薬品・医療機器開発のためには技術開発が必要ですが、社会に実装していくためには規制がどうあるべきかといった視点も重要です。先端生命研ではこれらを総合的に学ぶことができるのが大きな魅力です。授業は様々な分野の先生が最先端の講義をされるので、毎回新たな気づきがあります。私は企業で医療機器開発する立場であるとともに、様々な視点から医療課題の解決に貢献していきたいとも考えています。ぜひ多くの皆さんに医療課題解決のチャレンジをして欲しいです。世界最高水準の医薬品・医療機器産業を日本の成長戦略として医療イノベーションを推進するには、革新的医療技術と人と社会との新たな関係を構築するための評価・予測・決断科学である「医療レギュラトリーサイエンス」の確立が重要課題です。本専攻は、東京女子医科大学との研究教育連携施設「TWIns」で多くの研究成果をあげ、自然科学と人文社会科学を融合した「医療レギュラトリーサイエンス」を学んだリーダーを養成しています。2022年9月末で、博士学位(生命医科学)が66名に授与されました。共同先端生命医科学専攻 博士後期課程1年鷹取 文彦さん埼玉県立川越高校出身J-35

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る