教師人材研究者小学校・中学校・高校の実社会で指導者となる大学院へ進学する理学科地球科学専修 教授守屋 和佳 …… MORIYA Kazuyoshiprofile:1997年 早稲田大学教育学部理学科・地学専修卒業。2002年 東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、英国サウサンプトン海洋センター客員研究員、カナダブリティッシュコロンビア大学客員研究員、早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、2015年より早稲田大学教育・総合科学学術院准教授。2020年より現職。専門は進化古生物学、古海洋学。「地史学」、「古生物学」、「地史学実験」、「進化古生物学研究」などを担当。日本の各時代の文学および言語に関する幅広く多彩な科目と、中国古典の素養・学力を身につける科目が揃っています。国語科教員の養成と、国語国文学の学識の高い、人間味豊かな人材の育成を大きな目的としています。カリキュラム改正により、英語で授業を行う科目を増やしています。社会に広く通用する英語力だけでなく、文学・文化・言語学・応用言語学を英語で学び、学術研究に必要な英語力と高いレベルの専門性を身につけ、グローバル社会で活躍できる人材を輩出します。専任教員メッセージ教育とは、自分自身が学びを楽しむこと 我々早稲田の教育学部の大学教員が担うべき役割は、「情熱を伝えること」に尽きると、僕は思っているんです。職人さんがよく「背中で覚えろ」って言いますよね。あれは、まず自分ができて、その姿を人に見せられなければ、人に何かを伝えることはできない、という意味だと思うんです。自分がその仕事を好きで、情熱を注いでいるからこそ、その姿を見せることができるわけで、伝えたい本質はその情熱だと思うんです。学問も同じで、教える僕ら自身がまず学ばないといけません。学びの入り口は、古典だったり地球科学だったり皆それぞれで、学びを深めていく中で将来的には各分野で高い専門性を身につけることができますが、専門だけに頭が偏ると、学ぶ楽しさを忘れがちになります。まず皆が共通でもっているのは、「知りたい」「知ることが楽しい」という好奇心のはずなんです。教育学部では、この知的好奇心と情熱にあふれた教員や学生が集うことによって多様性が生まれ、その結果として分野の垣根を越えた学びを実現しています。教育とは「学ぶことを楽しむこと」「学ぶ楽しさを人に伝えること」。それが本学部の、「教育」に対する大きな考え方です。地理歴史専修地理学・歴史学の両分野にわたり学習、研究を進めます。したがって、この専修の卒業生は、地理も歴史も担当できる能力をもった幅の広い教員として、現場の要請に応えることができます。公共市民学専修幅広い社会科学の知識をもち、市民社会を支える人材を育成します。公共と市民の視点から社会学、メディア・コミュニケーション学、政治学、法学、経済学などを学際的に学ぶことで、現代世界の課題に能動的かつ分析的に取り組む「公共市民学」の力を獲得します。現代数学の各分野にわたって幅広い学習を行います。数学教員、純粋数学・応用数学の研究者および産業界の各分野で活躍できる、優れた数学的素養を身につけた人材を養成します。いま実社会で求められている領域横断的で学際的な視野を身につけるために、目の前にある文化現象(飲食、都市、アート、身体、スポーツ、インターネット、環境、差別など)をさまざまな角度から考察する方法を学びます。生物学専修生物学・生命科学領域の学識と実験技術を修得し、基礎研究能力を養います。講義で得た知識を展開する実験実習を重視し、研究、教育、産業界で活躍する人材を育成します。卒業生の多くは大学院に進学します。地球科学専修地質学・鉱物学・岩石学などの固体地球の探究を中心として、字宙物理学や惑星科学も包含する地球科学の諸分野を学習します。理工系の研究科に進学する学生も多く、学部・大学院一貫教育を実施しています。4国語国文学科英語英文学科社会科理学科数学科複合文化学科
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