尾澤重知今こそ、学びの一歩を踏み出すとき早稲田大学人間科学部通信教育課程担当教務主任 デルとして他の模範となった観もあります。もeスクールの特長ですね。そういう環境の下、学生同士の結びつきは通学生にも劣らないほど強くなっていきます。扇原 オンラインはもとより、対面での自主的な集まりも見られますからね。卒業後の交流も盛んで、それが仕事や生活の拡がりに通じている面がある。さらに約70万人に及ぶ早稲田の校友ネットワークを介して、あらゆる分野とつながれることも強みといっていいでしょう。──どのような方々に、ここで一緒に学んでほしいと思いますか。尾澤 問題の発見と解決を求めていく場所ですから、自分を変えたいとか、社会を変革したいとかいった、何らかの課題意識を持つ方に適しているように思います。そして、ここで得た成果を広く発信していただけたらと願っています。扇原 かつて学んだこと、知りたかったことを深く究めたい、自分の経験知を理論的に昇華したい。そういう方々が集まり、アカデミックな対話に没入していただける場所でありたいと思います。尾澤 そうして一歩を踏み出し何かに挑んだ先に、未来の自分が見えてきます。扇原 それはまさに、知的な冒険の旅路です。今こそ歩みを始めましょう。04人間中心のアプローチで未来の自分を探しにいく──では、eスクールならではの特長としてどんなことが挙げられますか。扇原 アカデミアとしての強みといいますか、あくまでも人間科学という学問の追究を基軸としていることでしょう。自分が持つ経験や知見を他者のそれと擦り合わせ、互いに切磋しながら磨き上げていく。ここはその厳しさと楽しさを共有する場所です。だから、みな卒業研究に全身全霊を打ち込むわけで、大学院に進学する卒業生も少なくありません。尾澤 一般的に通信教育の課題は修了率の低さにありますが、eスクールの場合、過去20年の累計で入学者の約6割が卒業するという高い値となっています。それを支える仕組みの一つが、BBSを基盤とする学びのコミュニティであり、教育コーチを核とする学修・生活の両面にわたるサポートです。通信教育でありながら一人ひとりを孤立させない、人間中心のアプローチを重視しています。扇原 教育コーチは1クラス約30名につき最低1名。みな修士以上の学位を持つ専門家で、ファカルティ・ディベロップメントの手法に基づく研修を受け、自分自身の能力も磨いています。尾澤 科目ごとの少人数クラス制というのSo, Learn at e-School
元のページ ../index.html#5