文化構想学部・文学部 (日本語)
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※ 両学部とも、2024年度開講科目のシラバスからの 抜粋です(2025年度は休講の科目も含みます)。きわ究める19世紀の終わりから現代まで英語圏を中心に行われてきた哲学の営みを「分析哲学」と呼びます。分析哲学で扱われるトピックごとに、その多様な考えを紹介していきます。19世紀以降の代表的なアメリカ詩人の作品を英語原文で精読し、多元性の視点から詩の本質に迫ります。「いまここで」自分が生きる意味と学問の接点を探りましょう。環境が生んだ 日本の歴史と文化私たちの生活や思考は、地理や気候、宗教、食文化など多様な「環境」に基づいています。自然環境や衣食住、思想、倫理観などを通じ、日本史における「環境」の影響を考察します。中世ヨーロッパ世界の 成立と発展中近世ヨーロッパ世界は、ゲルマン文明とキリスト教文明の融合を背景にその原型が形作られました。政治・経済・宗教など様々な視点から中世ヨーロッパ世界の成立と発展を考察します。社会意識とはいかなるものかという問いに始まり、ナショナリズムと歴史教育を軸に、戦後日本の社会意識の変遷を探ります。実際の出来事を通して社会と教育の循環的関係を考察します。フィールドワークで獲得した出土木簡、碑文や少数民族地域などの「資料の史料化作業」を通して、東アジア史研究の主流である文献実証史学再構築を目指します。発掘調査に必要な測量技術を、座学での概要説明と実際の機材を使った実技実習を通じて習得します。発掘情報の記録で要求される、正確で客観的な記録方法が身につきます。「心」の働きを支える脳や神経系を中心とした「身体」の働きを学んでいきます。神経系の基礎から感覚・知覚、学習・記憶、感情まで、生理心理学の視点で解説します。近現代の美術や視覚文化について、フランス語論文の訳読や研究発表を通じて考えていきます。印象派やキュビスムなどの重要な芸術動向、写真、ポスター、マンガなど、多様なテーマを扱います。平安時代に成立し、中・近世を通じて描き継がれたやまと絵について学びます。作品や史料の分析方法を身につけ、絵師や注文主、コレクション形成史について考えます。さまざまな教育思想を学びながら、自分たちが受けてきた教育や当然視してきた教育観を見つめ直します。文献購読と履修者同士の対話を通じて、教育の意義や暴力性について探究します。近代日本文学に描かれた「サラリーマン」に注目し、学歴や階層上昇などの問題とともに、その変容を1880〜1930年代の文学作品から考えていきます。18世紀以降のドイツ語による造形芸術記述を精読し、絵画や彫刻などを言語で再現する「エクフラシス」の技法を学びます。ドイツ語読解力の向上と芸術作品への理解を深めます。唐詩を中心に中国古典詩を鑑賞・分析していきます。詩人の生涯や詩風、歴史的背景を学び、中国古典詩全体への理解を深めてもらいます。漢詩の基礎知識を習得できます。6哲学コース英文学コース日本史コース西洋史コース中東・イスラーム研究コースロシア語ロシア文学コース社会学コースアジア史コース考古学コース心理学コースフランス語フランス文学コース美術史コース教育学コース演劇映像コース日本語日本文学コースドイツ語ドイツ文学コース中国語中国文学コースシラバス検索https://www.wsl.waseda.jp/syllabus/JAA101.php前近代のアラブ・イスラーム史人類社会の政治・社会・文化の多方面に大きな影響をもたらした、7世紀のイスラーム共同体の成立と発展を軸に、前近代イスラーム時代の中東・西アジアの歴史を学びます。社会主義 リアリズムと芸術1930年代以降に発達したソヴィエト・ロシアの社会主義リアリズムを中心に、ナチス・ドイツやファシスト期イタリアの芸術と比較し、その文化史的意味を考えます。映画を楽しむ 新たな視点映画研究という学問への入口となる講義です。映画の歴史を学び、映像表現の分析方法を身につけ、映画を理論的に考えることで、映画をより深く楽しむための視点を養います。考古学を支える 測量技術の体得はじめましての分析哲学漢文で 『老子』を読む『論語』と双璧をなす最も基本的な アジアの古典である『老子』の思想を漢文で読み解き、「自然」に基づく倫理を学びます。漢文訓読入門と しても役立ててほしいと思います。東洋哲学コース唐詩を読む教育を哲学的に見つめ直す戦後日本のナショナリズムと 学校歴史教育“サラリーマン” の文化史造形芸術記述アメリカ詩の 世界に親しむ近現代 フランスの美術と 視覚文化やまと絵の技法と主題「心」と「身体」千差万別の切り口で、人文学へアプローチ文学部汗をかく 歴史学

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