文化構想学部・文学部 (日本語)
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※ 必修基礎演習、基礎講義、基礎外国語、必修英語同じ人文学をテーマに異なるアプローチで学ぶ2学部。学びのスタイルの違いとは?きわ究める4 の抜粋です(2024年度は休講の科目も含みます)。小津安二郎は、その監督作品が世界的に認められた映画史の正典であるのみならず、彼を論じた著作や論文もまた、その多くが映画理論史・批評史における正典と見なされているという意味で、アルフレッド・ヒッチコックと並ぶ特別な映画作家です。他に類を見ないその独特なスタイルは、ときに万事控えめな日本文化の精髄をあらわすものとされ、またときには支配的な映画制度に対する大胆不敵な挑戦とされてきました。視点や同一化、時間と空間の分節化といった映画理論の基本概念にとっても永遠の試金石である小津作品に取り組んだ代表的文献を順にたどることで、言語によって映画を分析・記述することの可能性と不可能性とに向き合ってみましょう。それ以外の科目単位所属コースの科目単位文学部の学びは、例えるなら「コース料理」。2年次から18のコースに分かれて、1つのコアテーマを深く、濃く掘り下げていきます。人文学の伝統的な学問の継承、そして発展を目指し深化させること、専門的なアプローチで「知の本質」を探究していきます。近年、動物の学習・行動に関する実験的研究を通じて、私たちヒトを含む動物に広く共通する認知機能の基盤が明らかになってきました。この授業では学習・行動研究に用いられる研究手法およびそこから明らかにされてきた学習・行動の基本原理に関して紹介します。それらの理解を通じて、「私たちはなぜ今自分がそうするように行動するのだろうか?」「その行動はどのように形成され、何故今生じるのか?」「私たちの行動はどこまで自由意志の産物なのか?」といった人間の意識・行動に関する根本的な問いに関して、「実験科学」としての心理学がどのように回答しうるのか、一緒に考えてみませんか。神前裕教授 「学習心理学」藤井仁子教授 「映画理論系個別研究」を除く修得すべき単位数: 96単位以上例えば心理学を学ぶなら例えば映画・メディアを学ぶなら所属コースの科目で修得すべき単位数じっくりと時間をかけて純度の高い学びを実現以上卒業要件もここが違う文化歴史表現こころメディア人間の学習・行動について実験を通じて解き明かす多様な文献から小津安二郎監督作品の真髄に迫るテーマテーマを掘り下げ、「知の本質」を探究50単位文学部文学部

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