SCHOOL OF CULTURE, MEDIA AND SOCIETYODASHIMA Koshi11早稲田大学第一文学部卒業。ロンドン大学修士課程修了、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学。中央大学助教授、早稲田大学文学部助教授などを経て、2003年より同文学学術院教授。現在は文化構想学部長を務める。専門は英米文学、現代英米演劇。文化構想学部では「イギリス文学史2」「多元文化論系演習(現代英語圏フィクション)」「異文化受容論ゼミ」などを担当。仕事と趣味を兼ねる舞台鑑賞は年間300本以上にのぼる。文化構想学部長 文化構想学部という名前が意味するものを端的に説明するなら、「『文化の学び方』を構想する学部」と言い表すことができます。文化や人間の営みについて、どのように学んでいくかを自ら構想し、専門分野の枠にとらわれず学問領域を大胆に乗り越えながら、自由にダイナミックに探究を深めることができます。2年次から分かれる6つの論系は、そうした領域横断的・学融合的な学びを、大きくどのような系統に沿って進めていくかの道しるべとして存在します。あくまで目安であってそこに垣根はありませんし、どの論系にも分類されないそのほかの領域や、既存の学問分野とは異なるまったく新たなアプローチも、それぞれの論系に「余白」として含まれています。価値が多様化する現代において、学びの対象である文化自体も絶えず変わり続けていることを考えると、新たなアプローチの方法が創出されていくことは必然とも言えるでしょう。 それぞれの学生が自分の「学び方」を構想し、実践するため、同じ論系であっても一つとして同じ学びにはなりません。そうして生み出された一人ひとりのオリジナルの学びの仕方そのものが、新しい早稲田文化になっていくのだと私は思います。早稲田らしさとして脈々と受け継がれる「進取の精神」を体現するような、誰とも違う自分だけの学びをぜひ文化構想学部でつくりあげてください。小田島 恒志 自分だけの学び方を 構想し、実践する。文化構想学部文化構想学部
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