文化構想学部・文学部(日本語)
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13本論系の学びの特色・ 近現代の作品を中心に、児童文学、エンタメ、ノンフィクション、詩歌、戯曲、批評・評論、エッセイなどさまざまな文芸ジャンルに関する知見を深めることを目指します。・ 世界文学研究、ジェンダー論、ポストコロニアル研究、翻訳論など、文学や文化を批評的に考察し、論じるための方法を学ぶことができます。・ 学術的な知識や方法をしっかりと身につけることが中心の論系です。そのなかで創作や批評や翻訳を学べる演習やゼミがあります。「発達を生きる人間」論プログラム人は、社会とかかわりながら発達していく存在です。個人の変化と社会との相互作用について考察するのが、このプログラムです。社会学や心理学の観点から、現代を生きる人間がどのように形成され、変化していくかを、多角的に明らかにしていくことを目指します。「関係を生きる人間」論プログラム社会学・教育学・倫理学のコラボレーションによって、現代に生きる人間が多様に形成する〈関係〉を探究します。人間関係に生まれる規範(きまり)を、社会学は事実として捉え、教育学は成長過程における習得として理解し、倫理学は哲学的に根拠づけます。これらを総合的に学ぶことで、深い人間理解を目指します。国家‐ダイナミクスプログラム人の集合体としての社会にはさまざまなレベルのものが存在しますが、中でももっとも基本的な単位として認識しうるのが国家です。本プログラムは国家のかたちや役割を歴史的に広く見渡すとともに、国家を超える力学にも目を向けます。【演習科目例】小説表現 近代からの日本の文学 テクスト論 同時代文学論 翻訳表現 短詩型表現  ノンフィクション表現 メディアと文芸 など【演習科目例】マクロコスモスとミクロコスモス 環境問題の論理と倫理 生命・医療の論理と倫理 サイバー空間の論理と倫理 心をみる クィア・スタディーズ 福祉社会の臨界 現代人と情報科学 など【演習科目例】グローバル社会 国家の交流と対立 国家の成り立ちと形成 国家の拡張と成熟 国家の構造と変容 国際社会と国家 コミュニティ構造論 サステナビリティ論 人権論 地域・都市形成史  地域社会と国家 文化遺産論 平和論 などコミュニティ‐創造プログラム現代社会には、実生活の場としての地域や都市の他に、ウェブ上のコミュニティなどの実体のないものもあります。本プログラムは、こうした新たなコミュニティの問題と、リアルなコミュニティにおける住民の自治やその歴史、文化遺産の保全と活用などを考えます。【ブリッジ科目例】現代小説表現 文芸批評理論 文学とジェンダー 世界文学論 日本近代文学とマスメディア  横断文学論 マイナー文学論 翻訳文化論 児童文学 など【ブリッジ科目例】宗教思想 クィア・スタディーズ入門 セクシュアリティの社会学 ユートピアと性 社会倫理学  コミュニケーション論 応用倫理学 A Iと人格 日常生活の社会学 個性の発達と差異  発達障害の心理臨床 福祉社会論 子ども文化論 障害学 など【ブリッジ科目例】国家形成論 アジア社会の動態 日本社会の動態 現代日本社会論 地域・都市の歴史 市民活動論 平和・人権論 社会システム論 ジェンダー論 トランスナショナル関係論  グローバル時代の戦争とジェンダー など「心身を生きる人間」論プログラム心と体は人間の基本です。心が折れるとき体も壊してしまう。心と体の関係、その総合としての人間のあり方を考察します。死や病気の問題、コミュニケーションにおける身体の役割、認知における心と体の役割など、心理学、哲学、倫理学、そして宗教思想などの観点から、立体的に明らかにすることを目指します。「多様性を生きる人間」論プログラム 人々が分け持つ差異の豊かさに着目し、人間のあり方を考察します。愛すること、成長すること、学びあうこと、助けあうこと、自己を表現し他者をかたどること、そうした生の諸相をジェンダーとセクシュアリティ、ディスアビリティに関する研究を基軸とし、社会学、教育学の手法により明らかにする ことを目指します。グローバル社会‐共生プログラムグローバル化のさらなる進行を踏まえた社会変化に対応し、本プログラムでは、共生という視点からグローバル社会を検討します。歴史的な視点から問うとともに、フィールド調査なども交えながらグローバルな視野をもって現代社会を分析します。世界と人間の多様性を学び、新しい文化的価値の創出を目指す本論系では、文学や文化現象について国や言語に縛られずに領域横断的に学びます。世界文学研究や ジェンダー・セクシュアリティ研究などの方法論を学びながら、文芸・文化作品の読解を通じて世界の 諸地域と人間存在の多様性についての理解を深めます。他者への深い関心と理解を胸に、新たな文化的価値の創出を目指す学生のみなさんをサポートします。現代社会をともに生きる人間のあり方を探求する古来よりあらゆる学問が抱えてきた「人間とは何か」という問いは、価値観が多様化し、あらゆる事象が複雑化・多元化する現代においても大きな命題です。本論系では、人間に対して心理学、社会学、倫理学、宗教学、教育学、社会福祉学など多彩な分野から多面的にアプローチ。既存の学問的枠組みを超えた 融合と創造をもって、現代社会の諸問題に立ち向かう叡智を備えた人材を育成します。過去に学び、現在を知り、未来を拓く本論系では、歴史と理論と実践の一体化を通じて新しい社会の創出を構想することを目指します。社会の矛盾や問題点を挙げ、それらを克服する新たな社会構築の方法と主体のあり方を構想します。歴史・文化に関する豊かな知見を現実の社会と結びつけ、社会の問題点を見いだす鋭い感覚と、それを解決するための力を持った人材を育成します。文芸・ジャーナリズム論系現代人間論系社会構築論系

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