入学案内(日本語)
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故郷に貢献したいと考えていた私は、地方の課題や現状を知るパラリンピックリーダープロジェクトに参加したのは、高校まで地域や対象者ごとの地域支援を目指して仕事で力をつけたいパラプロで培ったマインドを仕事にも活かしていきたい地域が実際に直面している課題について、学部も学年もさまざまな学生がチームを組み、解決策を提案する実践型のワークショップです。地域に赴き、自治体関係者や地域住民へのヒアリングやディスカッション、アクティビティへの参加、グループワーク等のフィールドワークを通じて、課題解決策を練り上げ、最終報告会で自治体トップや住民に対して提案を行います。地域の魅力を知り、地域課題を深く考え、仲間と最後まで考え抜く力を養う社会連携教育プログラムです。26厚生労働省神奈川県立横須賀高校出身2019年 社会科学部卒業ため、滋賀県田根地区での地域連携ワークショップに参加しました。人口減少が続く中、地域と企業の双方にメリットがある関係づくりをテーマに、チーム5人で田根地区の自然や産業を調べ、提案のベースを作成。その後の現地調査では、地区の視察や地元の方へのヒアリングも経験しました。地区の皆さんに林業を活かした提案を行い、実現可能性についての真■な意見をもとに、完成度を高める努力をしました。一方で、関係人口を増やすことに疑問や不安を抱く方もおり、普遍的に思えた人口減少の問題も、地域や対象者ごとに適した解決策が必要だと痛感しました。ビジネスの現場においても、双方にメリットが生まれる提案をするため日々試行錯誤を繰り返しています。このワークショップでの経験が、今の仕事にも生きています。詳しい情報はWebサイトへ https://www.waseda.jp/inst/wavoc/本学名誉博士である平山郁夫氏の国際的社会貢献活動とその精神を継承し、ボランティア活動を広く国内外で展開しています。学習支援、自然環境保護、障がい者支援、スポーツ、地域活性、農業、防災など、多彩な活動を用意。社会課題の構造的な理解と自己変容を促す学びの機会を提供することで、社会に主体的に貢献する人材を育成します。日帰りの活動やイベントを中心に、中長期間取り組むプロジェクトやサークル、宿泊を伴うスタディツアーなど、さまざまな形態を取り■えていますので、ご自身のペースに合わせて参加できます。自然災害による被災地での復興支援ボランティアにも、積極的に取り組んでいます。アマゾンジャパン合同会社青森県立青森高校出身2024年 国際教養学部卒業詳しい情報はWebサイトへ 陸上競技に取り組んでいたこともあり、パラリンピックを目指す陸上競技の選手と話ができることに魅力を感じたからです。活動のメンバー合宿を通じて選手と交流しましたが、ほとんど他者のサポートを必要とせず、私が今まで抱えていた障がいのある人のイメージが変わるとともに、障がいと言っても、抱えていること、悩んでいることは一人一人異なっていて、一括りにせず、実際に足を運んだり、会話したりしながら理解していくことの大切さに気づきました。こうした経験は現在の仕事にも活かされており、必要な政策を考える際には、可能な限り現場に足を運び、実際に聞いた声を大切にして、一人一人の立場に立って考えられるよう心がけています。今後もこうした考えを忘れず、仕事に取り組んでいきたいと考えています。https://www.waseda.jp/inst/sr/2024年度実施一覧● 木島平村(長野県)● 珠洲市(石川県)● 田野畑村(岩手県)● 燕市(新潟県)● 長浜市(滋賀県)● 南伊豆町(静岡県)INTERVIEWHOJO SHUNICHIINTERVIEWNAKAZAWA RIINA北條 俊一中沢 莉衣奈地域連携ワークショップ平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)プログラム地方創生への挑戦~地域が抱える課題の解決策を提案~自分の生き方を他者との関わりの中で紡ぎだす

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