TOPICS01TOPICS0232世界最先端の産学連携研究を推進する研究環境・研究支援機能等を整備するために、研究開発棟「リサーチイノベーションセンター(121号館)」を2020年に竣工しました。早稲田オープン・イノベーション・バレー構想における、グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター、スマートエナジーシステム・イノベーションセンター、ナノテクノロジー研究センター、Energy Management System新宿実証センター等、近隣の研究拠点を連携させたグローバルなオープンイノベーション環境の構築を推進。産学連携研究を実践する分野型のイノベーティブな活動を推進するほか、ベンチャー企業など新産業の創出にも取り組みます。また「教育」と「研究」に次ぐ大学の第三の役割である「社会価値創造」の実現を目指します。「カーボンニュートラル」は温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。温室効果ガスは気候変動の要因であり、近年多発している気象災害にも影響していることから、持続可能な脱炭素社会の実現は重要な目標です。日本国政府は2020年10月、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指すと宣言しました。これを踏まえ、早稲田大学は2021年11月に「WASEDA Carbon Net Zero Challenge 2030s」を宣言し、ロードマップに従って、「最先端研究」「人材育成」「キャンパスのカーボンニュートラル達成」それぞれの分野でカーボンニュートラルの実現に取り組んでいます。2022年12月には、早稲田の強みである文理融合総合知による脱炭素社会への貢献に向けて、カーボンニュートラル社会研究教育センターが発足しました。社会問題の解決やより良い未来の創造を目指し、早稲田大学の多様な知の集積を活かして研究活動に取り組んでいます。近年は学問分野を超えた学際的な協力が必要となる研究が増えており、早稲田大学の環境を活かして時代の要請に応える最先端の研究を進めることで、地球の未来へ貢献していきます。研究開発棟 リサーチイノベーションセンター(121号館)WASEDA Carbon Net Zero Challenge 2030s最先端研究で 地球の未来へ貢献
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