早稲田大学ビジネススクール (日本語)
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8:502年間の学びを経て、経営判断の背景にある論理を推測し、経営層や社内外のステークホルダーに対して説得力のある説明や提案を行えるようになったことは大きな変化です。研究活動を経営的視点で捉え直し、意思決定の質を高める上で、得た知識とスキルは大いに活きています。将来的には医療やヘルスケアの分野において社会貢献できる経営者を目指していく考えです。1週間のスケジュール1限2限3限4限5限6限7限夜間主MBA12:2018:3022:0024:00Mon夜間6限夜間7限TueWedThuFriSatSun17修了生メッセージWBSには年齢や業界の枠を超えて志の高い多様な仲間が集まっています。在学中に起業や転職など新たなキャリアに挑戦する人もいて、日々刺激を受けていました。ゼミを通じた縦のつながりは修了後も継続しており、在学中だけに留まらない豊かなネットワークを持てることもWBSの素晴らしいカルチャーだと実感しています。在学生メッセージ長く研究職のキャリアを歩んできましたが、組織を管理する立場になるにつれ、企業価値向上につながる研究活動を実現するには、経営全体を俯瞰する戦略的思考が不可欠だと痛感するようになりました。高いレベルで経営学を体系的に学べるカリキュラムに魅力を感じてWBSに入学。戦略構想力を重視する淺羽ゼミを選びました。異なる業界に身を置く同期生との実践的な議論からは毎回得るものが多く、多様な視点を持つ重要性を学びました。プロジェクト研究論文では「学術論文は製薬企業の業績に貢献するか?」をテーマに、仮説構築からデータ収集、統計的分析まで、WBSで培った知識を総動員し、理論と実務をつなげる力を高められた手応えがあります。2018年早稲田大学国際教養学部卒業。三菱ケミカル株式会社に入社し、汎用化学製品のグローバルサプライチェーン管理や、フィルム製品の海外営業などに従事。並行して非専従で労働組合の執行委員を務め、支部運営を担っている。2024年4月にWBSに入学し、長内厚教授の「イノベーション戦略」ゼミに所属。東京大学大学院医学系研究科で博士(医学)の学位を取得。大阪大学の研究所で癌の転移メカニズムに関する研究に従事した後、外資系製薬会社などを経て、エーザイ株式会社に入社。現在はメディカル本部長(執行役員)を務める。2023年4月にWBSに入学し、淺羽茂教授の「戦略構想力」ゼミに所属。2025年3月修了。講義で学んだ理論を、より具体性をもってイメージしたり、自社に当てはめた時に生じるギャップの原因は何かを掘り下げて考えたりと、理論と実践の反復を通して理解を深められることは、働きながら学ぶ良さだと感じます。授業の時間のみならず、同期生との自主的な勉強会も有意義な学びの場になっています。「ビジネス・リーダーシップ」の受講生同士の勉強会では、どのようなリーダーがどのような状況で求められるのか、といったテーマについて、年代や業務内容、立場も多様な仲間と議論を重ね、視野が広がりました。経営学の学びを通して世の中の解像度が上がった実感があります。自社の発表や日常のニュースなどについて、どのような背景や理由がそこにあるのかを立ち止まって考える機会が増えました。正解のないなかで多角的に物事を考える習慣が身につき、また自分なりのリーダーシップのスタイルも意識するようになりました。将来的にはより俯瞰的な視点で事業全体を捉え、関係者と連携しながら成長を牽引していくような仕事に挑戦したいと考えています。WBSでの経験はそうした挑戦への確かな土台になると感じています。勤 務授業の事前・事後課題レポート作成勤 務組合活動授業の事前・事後課題授業の事前・事後課題(定時上がり)勤 務勤 務必修コア科目計2コマ受講財務会計の宿題必修コア科目計2コマ受講選択科目計2コマ受講勤 務必修コア科目計2コマ受講授業の懇親会授業の事前・事後課題図書館で授業の復習・予習同期生と財務会計の勉強会授業の復習・予習家事など2024年4月入学2025年3月修了修了後も継続する豊かな人的ネットワークもWBSの素晴らしいカルチャー年代も立場も多様な学生同士の学び合いを通し視野の広がりを実感海外営業の本務と並行して、労働組合の支部運営に携わっています。小規模ながらも組織をリードする立場になり、従来の業務ではあまり関わりのなかったマーケティングやリーダーシップ、組織論といった知識の重要性を実感しました。加えて、業務の枠にとらわれず、前例のない課題に柔軟に対応できる力を身につけたいと考え、ビジネススクールへの進学を決めました。小林 雪花 さん吉村 祐太 さんWASEDA BUSINESS SCHOOLGraduate School of Business and Finance, Waseda University早稲田大学大学院 経営管理研究科

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