A5Graduate School of Business and Finance, Waseda UniversityWASEDA BUSINESS SCHOOLルが切磋琢磨すること、すなわち競争していくことが必要でしょう。当然われわれWBSは、国内のビジネススクールとの競争に勝ち抜き、トップスクールの地位を確立したいと考えています。そのためには、優れたカリキュラム、質の高い教育・学習環境の整備など、多くの課題に挑戦し、進化していかなければなりません。さらに、WBSは、海外のビジネススクールとも競争していかなければなりません。WBSは、EQUISとAACSBという2つの国際認証を取得しましたが、ようやく世界のビジネススクールと同じ土俵に上ったにすぎません。より多様な地域から今まで以上に 優秀な多くの留学生が早稲田の地で学んでもらうとともに、日本のビジネス・パーソンがWBSで学ぶことによってグローバルに 活躍してもらえるようになる、真の国際的なビジネススクールに なることを目指しています。そのために、カリキュラムも、グローバルな視野、異文化コミュニケーション、倫理などを重視するように 変わってきています。多くの優秀な方がWBSで学び、ご自身のキャリアアップ、キャリアチェンジを実現されるとともに、社会の諸課題の解決、ビジネススクールの発展に一緒に力を尽くしていただけることを願って います。多様かつ急速に変化する社会において、ビジネスリーダーは世界的規模で問題の本質を見極め、解を創造・実行しなければなりません。WBSは、学生・修了生・教職員・協力企業他の多様なステークホルダーが集うダイナミックな学びの場(Dynamic Learning Community)を創出し、ビジネスリーダーに必要な実践知の創発に寄与します。多様なステークホルダーが集う ダイナミックな学びの場の創出(Dynamic Leaning Community)英語プログラムを有するWBSでは、欧米・アジア・アフリカ他の諸外国から学生が集い、海外のトップスクールや企業・団体との交流も盛んです。こうした環境の下、WBSは日本にいながらの異文化体験を通じてダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン (DE&I)への理解を深め、グローバルな視点と強い倫理観に基づいて社会課題を解決し、世界をより良い方向に導くビジネスリーダーを育成します。洞察力と倫理観のある グローバルリーダーの育成(Insightful and Responsible Global Leaders)WBSでは、ビジネス界の経験豊富な実務家教員と学界の第一線で活躍する研究者教員が理論と実践をバランスよく指導します。そのため学生は、教員や他の学生,多様なステークホルダーとの相互作用を通じて、机上の空論でも個別経験の単なる伝承でもない、実務の問題解決に活かせる「経営の実践知(Actionable Management Knowledge)」を共創し、修得できます。実務の問題解決に活かせる 経営の実践知の共創(Actionable Management Knowledge)筑波大学社会工学類卒業、同大学院博士課程社会工学研究科単位取得退学。博士(経営工学)。エムティービーインベストメントテクノロジー研究所(現三菱UFJトラスト投資工学研究所)、筑波大学大学院システム情報工学研究科助教授を経て、2006年から早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、2016年4月から現職。日本ファイナンス学会理事、日本経営財務研究学会評議員。専門分野は、アセットプライシング、ポートフォリオマネジメント。主な著書に Reform and Price Discovery at the Tokyo Stock Exchange: From 1990 to 2012 (Palgrave Macmillan, 2015年,第59回日経・経済図書文化賞), Corporate Social Responsibility and Corporate Finance in Japan (Springer, 2018年)などがある。早稲田大学大学院 経営管理研究科早稲田大学ビジネススクールが掲げるミッションは、3つの要素(D-IN-A)から成り立っています。D竹原 均 教授IN
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