在学生・修了生の声Graduate School of Education, Specialization in Advanced Teacher Training私たち教員が「楽しい」と思って学んだ経験は、必ず子ども達に伝わります。教員仲間や学校の成長にもつながります。早稲田の教職大学院で、改めて「学び」の楽しさを味わいませんか?将来につながる「学校臨床実習」非教員養成学部にて教職課程を履修していたため、このままでは教員として必要な技能を十分に身に付けずに教壇に立ってしまうのではないかと不安を抱えていました。そこで早稲田大学教職大学院が掲げる「理論と実践の往還」という理念に魅力を感じ、進学を決意しました。教職大学院での学びで最も成長を実感できたのは、2年間で合計50日間実施する「学校臨床実習」です。慣れない環境の中で研究のために試行錯誤する時間は決して容易ではありません。しかし興味があるテーマについて探究し、成果と課題を明らかにできた経験は、これから実践を積み重ねていく上で必ず役立つと確信します。今このパンフレットをお読みになっている方の中には、大学院への進学を決断できずにいる方も多いでしょう。しかし心配は要りません。 幅広い専門分野をカバーする教授陣や、ともに教職を目指すかけがえのない仲間たちがきっとあなたをお待ちしています。教科や専門の垣根を越えた広く深い学びの涵養大学では、基幹理工学部で特に確率論を中心に理学としての数学を、また教職課程で教育を学びました。修士課程で数学について研究する選択肢もありましたが、教師を目指す上で、学問の垣根を越えて広く深い知識と思考力を養いたいと考え、教職大学院への進学を決意しました。大学院では、第一線で活躍されている教授陣から最先端の理論や実践を学べて、また学校臨床実習においては、実際に生徒を前にしての自身の実践力を育むことが できます。学部で培った数学を活かしながら、様々な教育学的アプローチの視点を育むことができます。まさに教師に必要な力を総合的に養える環境であると感じています。ストレートマスターの同期や先輩、また校種・専門の異なる現職教員たちと対話しながら高め合える日々は、とても刺激的で何ものにも代え難い貴重な経験です。多くの方々との交流を通して多様な学問や価値観に触れることができます。早稲田の教職大学院で教育者としての礎を築いてみませんか。大学では英語教育学を専攻していましたが、教育実習に行った際、教師になるには教科の専門知識だけでなく、生徒指導、学級経営、特別支援等様々な知識を身につける必要があると感じ、それらを総合的に学ぶことのできる教職大学院への進学を決意しました。大学院では、各分野のエキスパートから質の高い講義を受けることができました。また、年間を通した実習の中では、授業を行ったり自分の研究課題を追究したりしました。さらに、学友とサークルを立ち上げ、現職教員(1年制コース)の方から学校現場の様子を聞く勉強会を開いたり、模擬授業をし合ったりしたことも良い経験になりました。以上のように、現場で即戦力として活躍できる教師、現場に出た後加速度的に成長できる教師になる環境が本学には整っています。現場に出てみて、大学院での学びがいかに専門的だったか、どれだけ恵まれた環境で過ごせたかをひしひしと感じます。ここでの2年間のおかげで今の自分があります。大学院で学びを深めてから教師になるという選択をして本当に良かったと思っています。教員採用他進路●教員免許:小学校、幼稚園 ●教員免許:社会(中学校)、公民(高等学校)、情報(高等学校) ●教員免許:数学(中学校・高等学校)●新潟市立万代高等学校 教諭/新潟大学教職支援センター 講師 文部科学省認証英語教育推進リーダー●英語(中学校・高等学校) 専任臨任・非常勤専任臨任・非常勤公立学校私立学校民間企業10名0名4名1名4名15 専門職大学院の大きな役割は専門職としての進路を保障することです。本大学院はそうした役割を確実に果たしているといえます。本教職大学院の教員就職率は高く、その多くは中学校、高等学校に就職しています。 右の表は、2年制コースを2023年3月に修了した学生の進路状況です。今の私を支えている2年間の学び長坂 光一郎 ながさか こういちろう1年制コース(1年生在籍)澤井 壮太 さわい そうた2年制コース(2年生在籍)北原 あゆみ きたはら あゆみ2年制コース(1年生在籍)鈴木 啓 すずき ひろむ2年制コース(2016年3月 修了)在学生の声不知の自覚から「学び」の楽しさへ小学校の教員になって約10年。研究授業や課題提案など様々な経験をしてきました。「楽しい」と感じる時もあれば「多忙」と感じる時もありました。しかし、どんな時も目の前にいるクラスの子ども達が支え、励ましてくれました。「自分が学べば学ぶほど、子ども達の力になる。」そう思っていました。大学院での学びは、これまでの教員人生を振り返り、自分がいかに不知であるかを自覚することができました。そこからは「もっと知りたい」という欲が一層強くなりました。また、ストレートマスターとの関わりも大きな学びの一つです。一人ひとりの考えや意見が私たち現職教員を刺激し、立場や年齢の垣根を越えて議論をすることで深い学びが実現しています。修了生の声◆2年制コース修了生の状況在学生・修了生の声
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