8基礎法学は、法のありうる可能性を押し広げようとするさまざまな分野からなっています。実定法を主な対象として、法がどのようであるか、何を命じているかを解釈を通じて明らかにしようとする実定法諸学はもちろん重要ですが、急速に変化する現代社会においては、法が別の可能性へと開かれていることへも目を向けねばなりません。基礎法学は、理論・実証・歴史・比較といった各分野固有の方法による探究を通じて、この負託に応えるものです。法の根本を見つめなおし社会を導かんとする志と、それを裏打ちする高度の専門性の涵養を目指しています。基盤的研究能力の構築修士課程基礎法学専攻
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