1年という限られた期間で集中的に学び、5万3000字のリサーチペーパーを書き上げて思うことは、仕事に役立つといったビジネス思考から離れ、学問として向き合うからこそ見えるものが多くあるということです。知識の習得のみならず、「知財法の世界は面白い!」というワクワクするような実感を得られるところに、本コースの醍醐味があると感じています。今後は、「声」とAIによるディープフェイクの問題や著作権教育などの活動にも取り組み、 修士課程 :先端法学専攻 11■ 選択科目著作権法研究出願実務と権利の活用商標法・不正競争防止法知的財産権法研究経済法Copyright Law in JapanComparative Studies of Intellectual Property LawPatent Law in JapanIntroduction to IP Law現代アジア・リージョン法LL.M.コースのElective Courses社会人に配慮した授業形態を実施しています。・ 平日夜間と土曜日を中心とした時間割です(英語科目は昼間開講あり)。 弁護士、弁理士、元裁判官など充実の講師陣法科大学院との共同講義を開講英語による授業科目も提供 6単位 6単位18単位30単位特許法特許紛争処理法著作権法著作権等紛争処理法知的財産訴訟の実務国際知的財産法比較知的財産法研究国際知的財産紛争処理法■ 必修科目■ 選択必修科目法政大学文学部を卒業後、株式会社小学館に入社。「CanCam」「Precious」等ファッション誌の編集を経て、コンテンツビジネスのセクションに所属。 原作の映像・舞台化作品の製作、商品化企画、書籍編集などに携わり、アニメ 映画のプロデューサーも務める。修士(先端法学)LL.M.知的財産法研究先端法学論文演習標準修了年限 1年1.修士論文(リサーチペーパー)2.修了必要単位数 30単位法律の「型」を身につけたいと思ったことがLL.M.コースに入学した理由です。コンテンツビジネスの業務において映像化や商品化といった作品の二次利用を手がける中で、独学と実務経験だけではどこか心許ないと感じていました。そこで、知的財産管理技能士2級の取得をきっかけに、知的財産法を体系的にしっかり学びたいと考えました。LL.M.コースの最大の魅力は、知財界の現役トップランナーである研究者、弁護士、知財高裁の元裁判官といった多彩な方々から直接、“知財の今”を教えていただけることです。著名な判例について、その判決を言い渡した元裁判官の先生から講義を受けたこともあります。リサーチペーパーでは、明文規定をもたないパブリシティ権をテーマとしたのですが、研究者・弁護士・裁判官という3つの立場からの見解を得たことで、検討を深めることができました。また、講義の一環として学会やシンポジウムに参加したことや、レポートのために東京地裁で判決文を終日書き写したことなども貴重な経験でした。「もつて文化の発展に寄与すること」を目指したいと思います。必修科目選択必修科目選択科目(選択必修科目余剰分を含む)合計※欠席時の対応については担当教員の指示を仰いで下さい。(2024年度情報)※当該年度休講科目も掲載しています※2025年度開講科目は変更となる場合があります先端法学専攻 (知的財産法LL.M.コース)2024年3月修了修了要件取得学位科目紹介授業形態ビジネス思考から離れ、学問としてビジネス思考から離れ、学問として知財法を学ぶことの醍醐味を実感知財法を学ぶことの醍醐味を実感修了生古澤 泉 さん
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