早稲田大学法科大学院 7つの強みカリキュラム2年次以上倒産法Ⅰ・Ⅱ3年次以上刑事訴訟実務の基礎Ⅰ・Ⅱるつぼ08卒業入学(在学中) 今日の経済社会においては、倒産は不可避の現象であり、みなさんが将来実務家(とくに弁護士)になった際には、クライアントの倒産、その取引先の倒産、あるいは個人の破産、債務整理といった問題に直面することになります。倒産処理にあたっては、様々な法分野の問題が生起する中、限られた時間で、関係人間の利害を調整しながらそれらを秩序だった形で処理することにより、債権者・債務 「刑事訴訟実務の基礎」を担当する稗田は刑事裁判を30年(裁判員裁判の裁判長8年)経験した元裁判官、他の担当教員は現職の刑事裁判官・検察官・弁護士で、刑事訴訟法の理論を一通り学修した学生を対象に、実際の刑事裁判がどのように運用されているかを教えます。実務的な問題点についての対話による授業のほか、刑事裁判手続きのビデ 酒巻匡先生による基礎刑事訴訟法の授業が最も印象に残っています。法学部出身ですが、刑事訴訟法は勉強したことがなく苦手意識のある科目でした。しかし、酒巻先生は具体例を挙げながら嚙み砕いて説明してくださるため、苦手意識が払拭されました。加えて、法改正の経緯など、興味深いお話をたくさん聞くことができるため、毎回の授業を非常に楽しみにしていました。教科書である「刑事訴訟法(酒巻匡先生・著)」の読み込みと授業の復習を行うことで、刑事訴訟法を理解する上での根幹を学ぶことができます。 また、全講義を通して刑事裁判の在り方について学ぶことができ、より良い刑事裁判の実現に資することができるような法曹になりたいという思いを抱きました。者双方にとっての最大利益の実現を図ることが要請されます。そのため、しばしば倒産法は法律問題の坩堝とも称されますが、同時に法曹としての総合力が問われるやりがいのある法分野といえます。この授業では、司法試験に向けた準備はもとより、その先の実務においてみなさんが「挑戦する法曹」として倒産事件に果敢に取り組むことができるよう、倒産処理のダイナミズムをお伝えしていきます。オ視聴、学生が法廷教室で裁判官・検察官・弁護人に分かれて刑事公判・公判前整理手続きを実演する授業などを通じて、刑事裁判手続きについて具体的なイメージを持ち、これまで学んできた訴訟法理論の本当の意味を学び、理解することをめざします。卒業入学(在学中) 私自身、会社法は条文の複雑さや、条文・判例の適用場面をイメージしづらいことで、苦手意識を持っていた科目でした。 尾形先生の授業で、間違えやすい条文構造はもちろん、会社法で重要となる判例においてもどのような点が問題となっているのかを事実関係も含めて丁寧に教えていただいたことで、苦手意識が払拭できました。 また、司法試験に向けた学習だけではなく、法律家として会社法に関連する問題に対してどう考え、どのように法律を適用して向き合うかといった観点も含めて授業で双方向のディスカッションを行いました。それによって、会社法を実務ではどのように使っていくのかをイメージすることができ、苦手意識を持っていた会社法を好きになることができました。実際に授業を受講した学生の声基礎刑事訴訟法 担当:酒巻 匡 教授イチオシ授業赤澤 奈々美2022年 慶應義塾大学法学部 2022年 早稲田大学大学院法務研究科 各分野に優れた研究業績、教育経験や豊富な実務経験を持った一流の教員を配置。倒産事件に果敢に取り組む「挑戦する法曹」の養成を目指して裁判官・検察官・弁護士教員がコラボで刑事裁判の実際を教えます司法試験のみならず、その先を見据えた高度な専門性を鍛えます。イチオシ授業新屋 涼花2020年 中央大学法学部 2022年 早稲田大学大学院法務研究科 山本 研 教授稗田 雅洋 教授CURRICULUM基礎会社法Ⅱ 担当:尾形 祥 教授1
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