ALUMNI24藤井 祐輔2018年早稲田大学法学部卒業。2020年早稲田大学大学院法務研究科修了。2021年司法試験合格/74期司法修習生。2022年弁護士登録。2022年〜森・濱田松本法律事務所に弁護士として勤務。土屋 桜子2016年東京大学法学部卒業。2017年早稲田大学大学院法務研究科入学。2019年早稲田大学大学院法務研究科修了。2019年司法試験合格/73期司法修習生。2021年裁判官任官。2021年東京地方裁判所判事補。大城 佐和子2017年北海道大学卒業。2017年早稲田大学大学院法務研究科入学。2019年早稲田大学大学院法務研究科修了。2019年司法試験合格/73期司法修習生。2020年検察官任官。2021年〜福岡地方検察庁。2022年〜さいたま地方検察庁川越支部。大関 龍一2016年早稲田大学法学部卒業。2016年早稲田大学大学院法務研究科入学。2016年司法試験合格。2018年早稲田大学大学院法務研究科修了。2018年早稲田大学法学学術院助手。2021年早稲田大学大学院法務研究科講師、2023年大阪経済法科大学法学部准教授。法曹として必要なことを身につけることができる環境が整っています。 私は、現在、警察への補充捜査指揮や被疑者や参考人等の取調べを行って事件を処理し、自分が起訴をした被告人の公判を行うという仕事をしています。検察官の業務を行う中で法律的な解釈で悩むことは多々ありますが、それでも何とか仕事を進めることができているのは、本研究科で学んだ経験があるからだと思っています。特に、松原芳博教授の講義はとても印象に残っており、松原教授の講義で学んだ刑法の考え方や知識は、検察としての仕事を行う上で非常に役に立っています。 司法試験の勉強をする中で多くの辛いことがあると思いますが、本研究科には真剣に勉強に取り組める環境が整っていますので、目標に向かって全力で頑張ってください。実務とは一歩離れた視点から見ることで、新たな視点を提供することに魅力を感じます。 在学中は、社会人出身者なども含め多様な学生と出会うことができ、良い刺激になりました。また、有名な教授が多く、少人数授業であるため、積極的に質問・議論できる環境が整っていることも大きな支えになったと感じています。司法試験に受かれば、たくさんの選択肢が生まれます。リフレッシュも忘れずに、合格に向けて頑張ってください。 現在は、国内外の文献・判例の調査を通じた刑法の研究や、論文の執筆に携わっています。先行研究をまとめたうえで、新たな視点を取り入れることはなかなか難しいですが、その中で新しい視点を獲得したときにはやりがいを感じます。将来的には、理論と実務の架橋を体現するような研究者となり、法学教育にも力を入れたいと考えています。WASEDA LAW SCHOOL修了生メッセージ弁護士ざっくばらんな議論を通じて、法曹に必要な見識や思考を身につけることができる場所だと思います。 現在は、訴訟・紛争を中心にしつつ、企業の日常の法律相談に応じたり、企業の有事対応を行ったりもしております。分野や場面が異なっていても、困っているクライアントを助けることができることが、一番のやりがいです。今後もクライアントに寄り添った仕事をしていき、クライアントから「共に問題解決をしていきたい」と思ってもらえるような弁護士になれればと考えております。 法務研究科では、応用演習の授業が印象に残っています。必修の授業で身につけた知識の使い方や事例の解決方法について議論を行うことで、自らの見識を深めることができました。本ロースクールの強みは、教授や学生の間でざっくばらんな議論を授業内はもちろん、授業外でも行うことができる制度と環境にあると思います。結果、良い意味で教授の方々との距離も近くなることができ、私にとっては自らの見識を深め、法曹としての思考過程を学ぶのに適した場所でした。裁判官法曹資格取得までのプロセスを自分の強みにしていくことが重要だと感じています。 本研究科在学中は、実務系科目の履修やエクスターンシップ参加などで実務を意識した勉強を心掛ける一方、生命科学等と法学との学際分野に興味があったため、「医事法」等の講義も受講しました。多様なカリキュラムの中から、試験勉強だけでなく、自らの見聞を広めることのできる勉強の機会を得られることは、本研究科に進学する最大のメリットの1つだと感じています。 法曹資格の取得までには、時間をはじめ、様々なコストを要しますが、だからこそ、これからの法曹実務家には、そのプロセスを自分らしいもの・強みにしていくことまで求められると感じています。ぜひ、過程を楽しむ気持ちも持ちつつ、目標に向けて頑張っていただきたいと思います。検察官研究者Alumni第一線で活躍する先輩たちが語る、法律家としてのやりがいと早稲田の魅力
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