法務研究科
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INTRODUCTION02 本研究科は、学生が『挑戦する法曹』となるための充実した学修・生活サポート体制を提供しています。 まず、学修サポート面では、本研究科の特色ある仕組みとして、本研究科を修了して法曹となった総勢70名を超えるOB・OGが中心となって、学生の日々の学修指導や司法試験準備のための個別相談などを行う「アカデミック・アドバイザリ−制度」を挙げることができます。アカデミック・アドバイザー(AA)は多様な学生一人ひとりの実情にあった学びの質を高めるため、学修面、生活面等で個別にきめ細やかなサポートができる体制をとっています。たとえば、未修者で進学してきた学生の皆さんには、AAによる「パートナー制度」が提供され、また留学予定者には留学経験者による留学AA制度も設けられています。加えて、在学中はもちろん修了後も特別研修生として受け入れ、引き続き大学の施設を利用しながら、AAによる指導が受けられます。 経済的な側面では、給付型の「稲門法曹奨学金」をはじめとして、多彩な奨学金制度を設け、学生の学修を経済的にサポートしています。また、環境面でも、自習室が完備され、すべての学生が集中して学修できる環境にあります。さらに日本有数の質と量を誇る図書館には豊富な学術資料が蓄積されるとともに、インターネット上の「法科大学院教育研究支援システム」や充実した各種データベースを活用することにより、時間と場所を問わず、判例・文献・ 教材等の情報にアクセスすることができます。加えて、司法試験合格後のキャリアサポートも充実しています。裁判官・検察官への任官希望者の支援のほか、本学出身の先輩法曹で組織される「稲門法曹会」との連携によって、就職支援の体制を構築しています。とりわけ、法曹の世界に多くの女性を送り出す目的から、本研究科では女性法曹輩出プログラムを導入し、社会で活躍している女性法曹の講演会や交流会による意識啓発、子育て中の女子学生に対するサポート強化などを行っています。曹』を広く日本・世界に輩出すること、これは本研究科の不動の理念であり、研究科を支える教職員は一丸となってこの理念を実現してゆきたいと考えています。早稲田大学大学院法務研究科研究科長/教授古谷 修一充実したサポート体制不動の理念を実現早稲田大学大学院法務研究科 現在、法科大学院制度や司法試験のあり方は大きく変化しています。2020年には法学部に法曹コースが設置され、学部3年・法科大学Guide Book 2023院2年の5年一貫の法曹教育がスタートしました。さらに2023年からは、法科大学院在学中に司法試験の受験が可能となりました。しかし、時代を切り拓き、法科大学院・司法試験の制度がどのように変わろうとも、早稲田大学法務研究科が司法試人と社会と世界に貢献できる験合格のその先を見すえた教育の場であるこ「挑戦する法曹」を早稲田から。とに、いささかの変化もありません。一人ひとりの学生を手塩にかけて育成し、『挑戦する法WASEDALAWSCHOOL

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