情報生産システム研究科 (日本語)
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FAM, Rashel Putraruddy Scala2023年10月学位取得(博士)就業先本田技研工業株式会社 情報生産システム研究科には、数多くの留学生が在籍しており、私の研究室でも学生の約8割が留学生でした。留学生と関わることで、多様な視点を理解することの重要性を学びました。この経験を通じて、異なる文化や価値観を尊重しながら協力する姿勢を身に付けることができました。また、留学生とのコミュニケーションは主に英語で行われるため、英語力の向上だけでなく、言語の重要性も実感しました。それらの結果、世界に目を向け、国際的な視野を広げることができました。さらに、研究環境が非常に整っており、最新の設備と充実したサポート体制のもとで様々な実験に取り組む機会に恵まれました。これにより、研究が深まり、技術の習得のみならず、新しい発見に結びつきました。情報生産システム研究科は、英語を活かしながら研究を進めたいと考えている方に最適な環境だと思います。モビリティシステムソリューション開発部 IPS在学中は、世界中から集まった多数の留学生とともに、本当に多様で活気ある学習環境を体験する機会に恵まれました。多岐にわたるカリキュラムは、学術界だけでなく、より広い産業界の課題に取り組むためのツールを与えてくれました。用例翻訳・言語処理研究室での経験を通して、自然言語処理分野の現在の問題に対する実践的な解決策の創出に貢献することができました。また、世界的に著名な研究機関の研究者たちと協働する貴重な機会も得られました。先生方や事務スタッフのみなさんの継続的なサポートとご指導のおかげで、私は学問的にも職業的にも成長することができました。水口 侑衣子 MIZUGUCHI, Yuiko2025年3月修士課程修了就業先株式会社ニコン 今に生きているIPSでの学びは、新しい知識や視点を積極的に取り入れる姿勢です。IPSは高度な専門知識を学ぶ場であると同時に、その際立つ特徴であるグローバルな環境を経験できる貴重な場でした。入学当初は、異なるバックグラウンドを持つ人々との英語での会話に不安やためらいがありましたが、ゼミや講義で議論を重ねる経験を通して、新たな環境に適応することができ、今ではあの環境に飛び込んでよかったなと感じています。また、研究は周りを巻き込んで進めることが重要であり、先生方や研究室の仲間に知見・ノウハウを共有してもらうことが非常に大切です。この点も含めて、新たな知見を積極的に取り入れようとする姿勢は、様々な方と共働することが重要である現在の業務遂行にも大きく役立っていると感じています。このように、IPSでの学び・経験は、単に学術的な成長にとどまらず、異文化理解や語学も含めた共働への資質能力向上の機会となり、今後の人生やキャリアにおいても大きな財産になると確信しています。 私は無線通信回路技術研究室に所属していて、アナログ高周波集積回路の設計、その中でも高性能電圧制御発振器設計技術の研究を行っていました。問題の発見から始まり、一連の研究の流れで思考力、問題解決力、そして成果を分かりやすく人に伝える力などを鍛えることができました。現在、会社では、大学院での研究内容の延長線上にあるクロックIPの設計開発に従事しております。設計開発業務では、大学での研究と同様に、問題点の洗い出しから始まり、解決策を考え、チームメンバーと意見交換しながら回路の設計を進めていく必要があります。在学中に学んだ回路設計の基礎知識や研究で得られた経験を生かし、日々の業務に取り組んでおります。また、在学中に学会や展示会に出席できるチャンスが多く、さまざまな方とお話しさせていただくことができて、とても勉強になりました。そのおかげで、現在でも目の前の仕事だけにとらわれずに、広く視野を持つことを意識できるようになっています。二宮 利紀 NINOMIYA, Toshinori2024年3月修士課程修了就業先ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 方 梦初 FANG, Mengchu2023年9月学位取得(博士)就業先ルネサスエレクトロニクス株式会社基盤技術インフラIP開発統括部モバイルシステム事業部周 惟廉 ZHOU, Weilian2024年3月学位取得(博士)就業先香港理工大学莊 俊融 ZHUANG, Jyun-Rong 2020年6月学位取得(博士)就業先国立中興大学機械工程学系博士研究員 IPSで過ごした時間は、学問的な成長だけでなく個人としての変革の旅でもありました。私が学んだ最も貴重なことは、誠実さと責任感と共感力を備えた、より優れた人物になる方法でした。研究を通じて、私は孤独や挫折に直面しても、粘り強さをもって挑戦すること、そして目標に向かって努力し続けることの大切さを発見しました。 有意義な人間関係を築く方法を学ぶことも同様に重要でした。仲間やアドバイスをくれる方々、そして他の学生とのコミュニケーションを通じて、尊敬、協力、責任の大切さを学びました。こうした交流を通じて、研究だけでなく周囲の人々に対する責任についての理解が深まりました。IPSでの学びは今も私を支え、目的意識と責任を持って前向きに生きる助けとなっています。助理教授 早稲田IPSでの時間は私にとって大きな転機となりました。高度な授業と共同研究環境を通じて、私は前提に疑問を持ち、問題に体系的に取り組み、革新的な解決策を開発することを学びました。教員の方々や学生との様々な交流を通じて視野を広げ、グローバルに思考するようになりました。また、多様なプロジェクトを経験することでコミュニケーションとリーダーシップのスキルを磨きました。これらは現在の仕事に非常に役立っています。クリティカルシンキングと学際的な方法論を習得できたおかげで私は専門的なアプローチを継続できており、自信を持って複雑な課題に取り組めています。私は、生涯にわたる学習への情熱の基礎となった指導とサポートを受けられたことに感謝しています。振り返ってみると、これらの経験が適応力と忍耐力を育み、それが今のあらゆる挑戦において私を導く力となっていることに気づきます。14修了生からのメッセージ

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