大学院情報生産システム研究科長 早稲田大学大学院情報生産システム研究科(通称:IPS)は、創立者大隈重信の生誕の地九州に2003年に設立した大学院です。アジアを中心に世界各国から優秀な学生が集い最先端の技術を創生し社会貢献することを目指した大学院です。多くの留学生と日本人学生が、早稲田大学の三大教旨のもと「伝統」を守り、「先端」技術の研究に、国境の垣根なくお互いに刺激を与えつつ高い志を持って取り組んでいます。情報アーキテクチャ、生産システム、集積システム、そしてそれらが相互連携するエコシステムに関する高度な研究課題に取り組んでいます。 IPSでは、様々なバックグラウンドをもつ学生が集い、産学官が連携した環境のもと、高い目標を掲げ常にチャレンジ精神を持って取り組む素養を育みます。基礎学力を培い、自身で問題を考え、実社会の動向を肌で感じ、最先端の技術を実社会で具現化できる人材を育成します。自身で考え目標を達成するために自ら努力をしたという経験は、将来の人生において大変貴重な財産となります。 すでに3,000名を超える多くの優秀な学生がIPSを卒業し、自身で研究をやり遂げたという自負を持ち社会に飛び立っています。そして、現在、世界各国の産業界、教育機関、研究機関などで「グローバルリーダー」として活躍しています。今後、さらにIPSは飛躍をし、世界に発信できる先端技術の研究を促進し、世界で求められる人材を育成する教育・研究拠点として国内外で存在感を高めていきます。01Graduate School of Information, Production and Systems, Waseda University藤 村 茂大学院情報生産システム研究科における研究・技術開発人材の育成 IPSでは、現代ますます複雑化している社会課題に対して、広範な知識と高い洞察力によって問題解決することができる研究・技術開発人材の育成を目的としています。IPSでの教育・研究活動を通して、基礎知識と専門知識、情報リテラシーと問題発見力、論理的思考力と問題解決力、実践的リーダシップと国際的コミュニケーション能力を身に着けることができます。また、IPSが存在する北九州市では自動車、ロボット、半導体、環境ビジネス等の新しい産業が広がりをみせており、実際に企業との共同研究や国家プロジェクトに参加し研究成果を応用することができ、研究・技術開発の醍醐味を味わうことができます。グローバルリーダーを育成する「先端」と「伝統」が出会う大学院
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