OURSES私たちの日常にある善悪の考え方や道徳、倫理の根拠を追究する造形作品と向き合い、ものを介して見える人間や社会の姿を追う心理学実験を用いて「感性」を測定し、その仕組みに迫る文学作品や先行研究との豊かな対話を味わってほしい03「初めが難しい!これはある意味で間違いじゃないが、もっと一般的に言えば、始めるだけなら簡単で、最後の段階を登るのが至難の技、登りきれる人はごくまれなのだ」(ゲーテ)。本コースでは、ドイツ語圏を拠点とした文化研究で山頂をきわめたいみなさんの熱意をサポートします。【文学分野】 武田利勝 教授修士課程博士後期課程【心理学分野】 片平建史 准教授文学研究科では、蓄積してきた総合性・独創性を生かし、多様な研究が行われています。教員が自身の研究内容について、テーマと内容、目標・手法に意義、またそこに至ったきっかけやこれからの展望等を熱く語っています。【美術史学分野】 山本聡美 教授【哲学分野】 御子柴善之 教授社会学コース社会現象の諸相を、理論的方法と実証的方法の両者を結びつけながら研究するのが社会学です。本コース教員の専門領域は多岐にわたり、学生は自らの関心にあわせて広範囲の専門性を身につけることが可能です。社会の変化を鋭敏な感性で掬い取り、ユニークな視点で分析できる研究者の育成に努めています。フランス語フランス文学コース中世・ルネサンスから現代にいたるまで、フランス文学の全体を研究できる場であるのはもちろん、近年は思想や美術、社会科学等との境界領域で研究する大学院生も多く、さらに広く自由な研究環境作りに取り組んでいます。演劇映像学コース演劇(日本・西洋)・舞踊・映画(映画史・映画理論)の教員を擁する本コースは、身体・映像に関わる文化表象について総合的に考察し、その営みを通じて坪内逍遙以来の演劇研究の伝統を発展的に継承しています。西洋史学コース古代から現代に至るまでの各時代、各地域を専門とする教員を擁し、西洋史上のさまざまな分野の研究に対応できます。国内外の研究者・学術機関との交流の機会も多く、修士論文、博士学位請求論文作成のための指導体制が整っています。現代文芸コース(修士課程のみ)現代文芸の諸相を幅広く研究する教員が演習と講義を担当する本コースでは、時代の動向を視野に入れたアクチュアルかつ領域横断的な知性を磨き、同時代の文学と文化現象への多様なアプローチと方法にふれることができます。哲学コース古代・中世・近代・現代(英、独、仏)の教員を■え、倫理学・美学・宗教学の研究体制をも整えてきた本コースは、この数年間、新任教員を迎え、従来の体制を維持しつつ、新たな哲学研究の展開を開始しています。教育学コース学校教育ならびに社会教育分野のさまざまなテーマにわたり、地域的視野・国際的視野をあわせ持ちながら、研究と実践の協働、理論研究と実践研究の融合による今日的な教育学と教育実践の課題の考究に努めています。ドイツ語ドイツ文学コース美術史学コース日本・東洋・西洋の三領域からなる本コースは、美術史学の研究者・専門家を養成し、学芸員となるための実践的なディシプリンも提供しています。書家、歌人として高名な會津八一が開設して以来100年近くの歴史を誇り、文化の創造・継承・発信に関わる広い領域で活躍する人材を輩出しています。考古学コース人類の活動痕跡を世界的視野で探るため、日本・中国・東南アジア・エジプト・中南米地域を専門とする専任教員が、世界各地で遺跡・遺構を対象とするフィールドワークや遺物を対象とする調査研究を展開しています。また3DスキャンやGPR(地中レーダー探査)などの最新技術での調査法も学べます。中東・イスラーム研究コース国際的な研究水準の維持とその成果の国際発信に努めており、現地中東と欧米とをトライアングルに結んだ日常的な研究交流も盛んです。2024年度にはアラブ文学を専門とする教員も新たに加わりました。研究指導についても、個別的でかつ丁寧であることを常に心掛けています。教員インタビュー文学研究科 コース紹介23C
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