日本語教育研究科 (日本語)
27/32

■1 最終学歴・学位 ■2 職歴 ■3 主な著書・論文27研究課題「音声習得研究」「発音指導」「音声コミュニケーション」「ICT活用教育」1オーストラリア国立大学大学院人文科学研究科博士課程。Ph.D(言語学、 オーストラリア国立大学)。 2オーストラリア国立大学Lecturer、筑波大学専任講師を経て、2006年より現職。 3『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』スリーエーネットワーク、『シャドーイングで日本語発音レッスン』(編著)スリーエーネットワーク、『日本語教育と音声』(編著)くろしお出版、『일본어 발음 레슨』Seoul: Nexus Press、『让你沟通自如的日语发音课本』世界图书出版公司、Second Language Speech Perception and Production: Acquisition of Phonological Contrasts in Japanese. MD:University Press of America、 Pronuncia e Accento nella Lingua Giapponese: Teoria ed Esercizi(共著)。Japanese Pronunciation for Communication.(https://www.edx.org/)など。研究課題「言語政策」「市民性教育」「海外の日本語教育」1早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程。博士(日本語教育学、早稲田大学)。 2JICA海外開発青年、国際交流基金日本語上級専門家を経て、2018年より現職。 3「日系」をめぐることばと文化-移動する人の創造性と多様性-』(分担執筆)くろしお出版、『複数の言語で生きて死ぬ』(分担執筆)くろしお出版、『複言語・複文化時代の日本語教育』(分担執筆)凡人社、『異文化間教育とは何か』(分担執筆)くろしお出版、「海外の日本語学習者のキャリア形成―世界市民の育成のために―」『日本語教育』175, 65-79など。研究課題「音声言語によるコミュニケーションの研究」「会話教育」「自然談話のマルチモーダル分析」1早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程。博士(日本語教育学、早稲田大学)。 2群馬大学国際センター専任講師・准教授、 日本大学国際関係学部准教授を経て、2024年より現職。 3『日本語教育への道しるべ第2巻ことばのしくみを知る』(共著)凡人社、「非流暢で自然な日本語-日本語教育の観点から-」『日本語プロフィシェンシー研究の広がり』ひつじ書房、 「学習者の母語を考慮した非流暢性の教育」(共著)『ことばと文字』14、「注釈挿入における発話構造の有標化-言語形式以外のリソース使用に注目して-」『日本語教育』155号、「口頭発表にみられる修復の日韓対照分析-日本語教育での応用を視野に入れて-」『国立国語研究所論集』12など。研究課題「持続可能な言語教育政策」「外国人労働者」「第二言語習得」1モナシュ大学(オーストラリア)博士課程。Ph.D(応用言語学、モナシュ大学)。2モナシュ大学講師を経て、2004年より現職。大連外国語大学客員教授・日越大学日本語教育プログラム総括を兼務。 3『ことば漬けのススメ』(第二回国際理解促進優良図書優秀賞受賞)明治書院、『外国人介護・看護人材とサスティナビリティ:持続可能な移民社会と言語政策』(編著)くろしお出版、『外国人介護職への日本語教育~ワセダバンドスケール(介護版)を使った教え方』(編著)日経メディカル出版、『持続可能な大学の留学生政策―アジア各地と連携した日本語教育に向けて』(共編著)明石書店、Language Policy and Planning in Asia(アジアの言語政策と言語計画)(全4巻)共編 SAGE出版など。研究課題「談話分析」「語用論」「異文化間コミュニケーション」「接触場面研究」「やさしい日本語」1筑波大学地域研究研究科修士課程。博士(言語学、筑波大学)。 2早稲田大学日本語教育研究センターインストラクター(任期付)、関西学院大学日本語教育センター常勤講師、一橋大学国際教育センター専任講師、一橋大学国際教育交流センター准教授を経て、2023年より現職。 3『接触場面における母語話者のコミュニケーション方略―情報やりとり方略の学習に着目して』ココ出版、『〈やさしい日本語〉と多文化共生』(編著)ココ出版、『超基礎 日本語教育』(共著)くろしお出版、『超基礎 日本語学』(共著)くろしお出版、「非母語話者は母語話者の〈説明〉をどのように評価するか―評価に影響を与える観点と言語行動の分析―」『日本語教育』177号、「非母語話者との接触場面において母語話者の情報やり方略に接触経験が及ぼす影響―母語話者への日本語教育支援を目指して―」『日本語教育』145号など。研究課題「人工知能と共生する日本語教育」「言語テスト」「コーパスを利用した日本語教育研究」「ICTによる教育支援」1京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程。博士(人間環境学、京都大学)。 2(独)情報通信研究機構研究員、(独)国際交流基金研究員、筑波大学人文社会系准教授を経て、2016年より現職。 3『AIと共生する言語教育』(編著)くろしお出版、『データ科学×日本語教育』(編著)ひつじ書房、『ICT×日本語教育:情報通信技術を利用した日本語教育の理論と実践』(編著)ひつじ書房、『文章を科学する』(編著)ひつじ書房、『日本語教育のための言語テストガイドブック』(編著)くろしお出版、『日本語教育のためのコーパス調査入門』(共著)くろしお出版、『言語研究のためのプログラミング入門』(共著)開拓社、『コーパス分析に基づく認知言語学的構文研究』ひつじ書房など。戸田 貴子教授 TODA, Takakoコミュニケーションにおける日本語の音声特徴とその教育について、理論と実践の両側面から考察し、これまで母語干渉に主眼が置かれていた音声習得の実態を学習者要因・社会的要因等も視野に入れて捉え直します。また、近年の情報通信技術の革新をふまえ、ICT(Information and Communication Technology)を活用した教育を実践し、大規模公開オンライン講座(MOOC)のJapanese Pronunciation for Communicationの開発・運用をとおして、日本語学習者の学びを支援し、今後のオンライン教育のあり方を検討していきます。福島 青史教授 FUKUSHIMA, Seiji言語教育を言語政策の一環として位置づけ、人、ことば、社会 が形成する利害関係から、個人と社会の言語計画について 考えます。日本国内においては、外国人が参入する社会(家族、学校、職場等)の言語環境の計画が急務ですし、 「海外の日本語教育」と分類される領域も人の往還が常態化する現在では、海の向こうの問題ではありません。複数の 言語・文化を横断する個人の社会参加と自己形成を支援する政策提言や教育方法の開発等が課題となります。舩橋 瑞貴准教授 FUNAHASHI, Mizuki私たちの日常的なやり取りには、統語的に不完全な産出や、特定の意味を認めがたい非言語要素も含まれます。一見すると無秩序で取るに足らない事象とも思われますが、そこには一定の規則性があり、コミュニケーションにおいて役割を担っていることがわかります。この理解のもと、自然談話を詳細に見ることを通して、日本語教育が視野に入れるべきことばについて考察します。それをもとに、学習者がことばの使い手としてのアイデンティティを確立していく過程において、どのような支援が可能であるかを考えていきます。宮崎 里司教授 MIYAZAKI, Satoshi現在の研究課題は、接触場面で起きる参加者のインターアクション問題を分析するとともに、従来の第二言語習得研究では把握しきれない問題を、「サスティナビリティ(持続性)」をキーワードに、社会的文脈の中で捉える実践課題を探求しています。あわせて、言語教育政策や移民政策などの観点から、日本語教育の支援が行き届かない技能実習生、夜間中学在籍者、外国人医療福祉従事者、外国人受刑者などへのアウトリーチ型日本語教育への関心を高め、実証研究するためのデザインや方法論なども考察しています。栁田 直美教授 YANAGIDA, Naomi人と人はお互いを理解しようとし、そこにコミュニケーションが生まれます。しかし、お互いを理解したいと思いながらも摩擦や誤解が生じてしまうことがあります。我々はふだん、どのようにコミュニケーションをデザインし、お互いの考えを伝え合おうとしているのでしょうか。「接触場面」、「やさしい日本語」、「話し合い」、それらに伴う「評価」など、またそれ以外にも我々の日常に存在するさまざまなコミュニケーションの課題について考えていきます。李 在鎬教授 LEE, Jae-Ho大規模なデータを統計的な方法で分析することをとおして、日本語教育学に貢献する研究をしています。具体的には、1)コーパスのような大規模なデータベースを使い、語や表現の使い方の傾向性を明らかにする研究、2)人工知能や機械翻訳の教育利用に関する研究、3)テストの得点を分析することで、日本語学習者の言語能力をはかる研究などです。これらの研究や調査をとおして、日本語学習者のための教材開発、言語テスト作成、教授法の開発につなげていきます。

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る