日本語教育研究科 (日本語)
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26研究課題「地域日本語教育」「年少者日本語教育」「教員養成」「実践研究」1お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程。修士(日本言語文化学、お茶の水女子大学)。 2中国帰国者定着促進センター講師、早稲田大学日本語教育研究科准教授を経て、2010年より現職。 3『体験学習法の試み』(共著)凡人社、「年少者日本語教育における「書くこと」の意味」(共著)『日本語教育』日本語教育学会、『「移動する子どもたち」のことばの教育を創造する-ESL教育とJSL教育の共振-』(共編著)ココ出版、『外国人児童生徒の学びを創る授業実践』(共編著)くろしお出版、「「教える/教えられる」関係を越える教室」(共著)『公共日本語教育学―社会をつくる日本語教育』くろしお出版など。研究課題「待遇コミュニケーション」「待遇コミュニケーション教育」「敬語表現教育」1早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程。博士(文学、早稲田大学)。 2早稲田大学語学教育研究所助手・専任講師、日本語研究教育センター助教授・教授を経て、2001年より現職。 3『敬語表現』(共著)大修館書店、『敬語表現教育の方法』(共著)大修館書店、『敬語表現ハンドブック』(共著)大修館書店、『待遇コミュニケーション論』大修館書店、『敬語マスター』大修館書店、『敬語だけじゃない敬語表現』大修館書店、『大人の敬語コミュニケーション』筑摩書房、『敬語コミュニケーション』(編著)朝倉書店、『日本語教育学序説』(共著)朝倉書店、「待遇コミュニケーション教育の構想(Ⅱ)」『早稲田日本語教育学』第11号など。研究課題「文法教育」「教育文法」「日本語教育のための文法研究」「授業デザイン」1名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程。博士(文学、名古屋大学)。 2名古屋大学言語文化部助手、北海道大学留学生センター助教授を経て、2006年より現職。 3『「タ形」の意味をめぐる議論を日本語教育から考える』益岡隆志(監)井上優・定延利之・高山善行(編)『[研究プロジェクト]時間と言語―文法研究の新たな可能性を求めて』ひつじ書房、『日本語教育の過去・現在・未来第3巻教室/第5巻文法』(編著)凡人社、『外国語として出会う日本語』岩波書店、『コミュニケーションのための日本語教育文法』(共著)くろしお出版、「複言語・複文化時代の日本語教育における日本語教師養成」『複言語・複文化時代の日本語教育』凡人社、 『日常会話にあらわれた「ません」と「ないです」』『日本語教育』125号など。研究課題「学習環境デザイン」「協働的学習」「実践研究」「教師研究」1早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程。博士(学術、早稲田大学)。 2アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター専任講師、東海大学留学生教育センター助教授・教授を経て、2007年より現職。 3『ひとりで読むことからピア・リーディングへ-日本語学習者の読解過程と対話的協働学習』東海大学出版会、『ピア・ラーニング入門-創造的な学びのデザインのために』(共著)ひつじ書房、『読解教材を作る』(共著)スリーエーネットワーク、『協働で学ぶクリティカル・リーディング』(編著)ひつじ書房、『日本語教育のための質的研究入門』(編著)ココ出版、『日本語教師の専門性を考える』(編著)ココ出版、『協働が拓く多様な実践』(共編著)ココ出版、「日本語教育における質的研究に求められるもの」『日本語教育』187号など。 池上 摩希子教授 IKEGAMI, Makiko日本語教育においては、多様化する学習者、多様化する教育方法など、「多様化」について久しく指摘がなされています。しかし、「多様化」は学習者の属性だけに見られるものではありません。時代や社会の流れの中で、日本語教育にはどのような目的と方法が求められているのでしょうか。学習理論や習得研究、関連の諸領域からの知見をもとに、理論と実践の両面から探究していきます。学習者/ 教授者といった軸を越え、成人であれ子どもであれ「人が ことばを学ぶ意味」そのものを捉えていきます。蒲谷 宏教授 KABAYA, Hiroshi「待遇コミュニケーション研究」は、「人間関係」や「場」に対する認識に基づく「表現行為」「理解行為」を「コミュニケーション」の観点から捉えることで、従来の「待遇表現」をさらに広げた研究分野です。日本語母語話者、日本語学習者の待遇コミュニケーションを記述、分析、考察するとともに、待遇コミュニケーション教育のあり方、研究の方法論、具体的な教育/学習方法などについて、「主体」「場面」(人間関係+場)「意識」「内容」「形式」をキーワードとして研究を進めています。小林 ミナ教授 KOBAYASHI, Mina「日本語を学ぶ」というのは、教科書の文法記述や教師の文法説明をただ丸暗記するだけの受動的・静的な営みではなく、学習者が周りの日本語をリソースとして取りこみながら、自らの中にさまざまな言葉のルール(=文法)を構築していくきわめて能動的・動的な営みです。そのような営みを支援するためには、実際に言葉がどのように使われているのか、どのように理解されているのかを丁寧に観察・記述することが必要です。その結果を踏まえて、授業デザイン、日本語教師に求められる専門性などについても考えていきます。舘岡 洋子教授 TATEOKA, Yoko学習者は自らを取り巻く環境との相互作用を通してコミュニティの中でことばを学んでいるという視点に立ち、学習者の学びを支援するためには、その環境をどのようにデザインしたらよいかについて考えます。学びが起きる相互作用の実態を明らかにし、学習のプロセスを関係性の観点から検討するとともに教師たち支援者のあり方についても考えます。人と人が互いを理解するためにことばを学び、ことばを使うとはどういうことかを理論的かつ実践的に考察します。教員紹介

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