日本語教育研究科 (日本語)
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12以下は、過去2年間に提出され、修士学位を授与された修士論文の題目(本人公開許諾済のもの)です。日本語教育学の広がり、および、当研究科で研究できるテーマの多様性が見てとれます。2023年3月修了● 「海外につながる子ども」のことばとこころを育てる複言語教育の試み ― 「海外につながる子ども」として成長した人々のライフストーリーを使用した実践から ―● 日本語教育におけるジェンダー表現 ― 母語話者と学習者の意識調査に基づく考察 ―● 「技能実習生」と「日本語」はどのように捉えられてきたか ― 国会会議録と技能実習生用教科書の分析から ―● 日本語教育の共修は日本人大学生のより良い人生をどのように支えるか ― 日本人への多文化共生を実現するために ―● 特定の文脈における日本語能力試験の意味生成 ― 日本語能力試験を「不確実」に意味づけた中国人学習者の事例から ―● 「趣味」として日本語を学ぶ海外の成人学習者に対する日本語学習支援とは ― 「読書会」に参加するイタリアの日本語学習者の学びから考える ―● 日本語学校におけるベトナム人留学生のキャリア意識の変容プロセスと日本語教師への提言 ● 日系企業の通訳場面における聞き手の評価意識 ― 聞き取りやすさを中心に ―● 台湾の日本語教育における「迷子の学習者」への支援 ― Kさんの言語意識とアイデンティティからの考察 ―● 「ピア・リーディング活動」における中国人学習者の「対話」への考察 ― 中国の「銀行型教育」への示唆 ―● ビジネス場面のテキストコミュニケーションに見られる日本語の特徴と読解困難点の研究 ― メールと社内文書の場合 ―● 日中接触場面における改善要求に関する研究 ● シャドーイングを取り入れた自律音声学習における学習意欲の維持 ― 長期継続者のインタビューから ―● JSL中学生の「読む」「書く」指導と生きる力を育む「ことばの学び」 ― 対話におけるナラティブの視点から ―● グループLINEにおけるミスコミュニケーションの要因と背景 ― ママ友コミュニティを事例に ―● 日本語学校の「進路指導」に関わる教師の「態度」とはどのようなものか ● 日本の大学でEMI(English-Medium Instruction)実施学部を卒業した日本人学生の就労時の「日本語の不安」 ― グローバル人材として育成された卒業生の語りから ―● 中国人学習者の破裂音学習プロセスと自己調整学習の使用 ― 複線経路・等至性モデル(TEM)による分析 ―● 「自己効力感」の観点を取り入れた教科統合型日本語支援の意義 ― 算数実践を通したJSL児童Aの変容に着目して ―● 英語プログラムを修了し、英語で仕事をする在留外国人は日本語をどのように意味づけているか ― インタビューからの一考察 ―● マレーシア東方政策からみる高等教育機関における日本語教育の実態と課題 ― 政策対象外となる日本語専攻卒業生の事例に焦点を当てて ―● 日本語学習者の物的リソースの使用に関わる状況と意識 ― 「読む活動」のプロセスに注目して ―● 日本語を学ぶ子どもの書く力を育む日本語教育実践研究 ― 物語創作における想像力・創造力に着目して ―● 国内の日本語学校で同じクラスをともに担当する教師たちが語り合う場の意義 ― 現場での教師の成長のために ―● 中国人日本語学習者の副詞の使用状況 ― 「とても」類の副詞を事例に ―● 日本語学習者の発音に対する自信の実態 ― 自信の変化の様相と口頭コミュニケーションに対する意欲との関わり ―● 自主夜間中学における日本語教育の役割とは ― リテラシーの向上を支える持続可能な学び ―● 移動するLGBTQ+当事者のライフストーリーと日本語教育 ― 日本語教育は性の多様性にどう向き合うのか ―● 日本語使用のないキャリアに身を置く元交換留学生にとっての日本留学の意味 ― ライフキャリアの観点から ―● JSL中学生の「居場所の広がり」を支える「ことば」の学び ― 日本語で「書くこと」を通して育まれる「自信」に着目して ―● 日中接触場面の誘いコミュニケーションにおける表現意識の考察 ― 誘う主体の「認識」から捉える「前提」と「言語表現」との連動について ―修士論文題目

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