商学研究科 (日本語)
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産業・経済コース産業・経済コース公共政策・経済史専修理論・計量専修13早稲田大学商学学術院教授東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、(財)三井文庫研究員、香川大学経済学部助教授、九州大学経済学部助教授を経て、2000年早稲田大学商学部准教授、2009年より現職。経済の国際化の影響などで日本企業の組織や行動は大きく変化していると考えられています。私は、これらの変化が本当に起きているのか、どのような要因によって変化しているのか、その変化は業績にどのような影響を与えているのか、ということを実証的に分析しています。例えば、経営者に対する株主の圧力が強くなったので、長期雇用が崩壊した、と言われることがあります。このような主張が本当にデータで確認できるのか、またこのような変化が企業の業績にどのような影響を与えているのかということに注目しています。明治以降、日本は急速な工業化を推進し、欧米先進国へのキャッチアップに成功しました。専門領域である近現代日本経済史の研究は、このプロセスの解明に力を入れてきました。工業化を支えた条件について資金面から接近することが研究の課題です。工業化(企業成長)に必要な資金は、どんな経済主体がいかなる方法で供給したのか、またそれは成長に効率的に結びついたのかについて検証を進めています。そのために実際の出資者たち、特に商人や地主の投資行動の特徴、導因、機能(効率性)について第一次資料を基礎に分析しています。早稲田大学商学学術院教授ロンドン大学 Ph.D. 。一橋大学経済研究所専任講師を経て現職。主な著書・論文に 『コーポレート・ガバナンス 経営者の交代と報酬はどうあるべきか』等。専門はコーポレート・ガバナンス、雇用関係論。研究指導[応用マクロ経済学][開発経済学][計量経済学][企業経済学][応用ミクロ計量][産業組織論][政策評価のための応用ミクロ計量]研究指導[経済政策][雇用政策][イノベーション][現代日本経済論・経済史][国際経済関係・経済政策史][近代日本経済史][欧州経済史][大規模データを用いた応用ミクロ実証分析][研究指導]近代日本経済史[研究指導]企業経済学コーポレート・ガバナンスと企業の行動・業績の関係をデータを用いて分析する経済発展の秘密を探る花井 俊介教授久保 克行教授

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