会計研究科 (日本語)
7/24

PickUpPickUp■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「財務会計A」は、資産会計、すなわち、資産会計総論、棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産、金融商品などに関する基本的な論点を学びます。 資産の認識および測定が中心的なテーマになります。ある資産を貸借対照表に認識するタイミングと貸借対照表から除去するタイミングを学んでいきます。また、取得原価で測定するのか、時価で測定するのかの判断が必要となるケースを学びます。あわせて、資産の帳簿価額を切り下げる減損処理も取り上げます。さらに、資産の認識および測定が利益の測定にどのような影響を及ぼすかについても習得していきます。ワークショップ科目ケーススタディを用いたプレゼンテーションやディスカッションなどを通じて、それまでに習得した知識を、より実践的な場面で利用するためのトレーニングを行う科目です。学部や研究大学院に設置されている「演習(ゼミ)」に類似していますが、複数の科目を履修することができます。 資産会計を学ぶことによって、財務会計に通底する基礎概念を学ぶことができるほか、受講者のみなさんには、様々な財務会計上の問題を俯瞰的に考えることによって、それぞれの「会計観」を養ってもらいたいと考えています。「財務会計A」の授業は、その基礎となるはずです。 「財務会計A」は、プラスワンを直接的に具現化するというよりも、プラスワンを育てるための土台となります。そのような土台がしっかりしたものになればなるほど、プラスワンで得られるものも大きくなるはずです。 会計研究科では、会計専門職としての高度な管理会計知識を身に付けていただくために、基礎から応用までの様々な講義を展開しています。まずは基礎管理会計で管理会計の基本を学び、その後、管理会計Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの講義を通じて公認会計士試験論文式試験レベルの知識を段階的に習得していきます。しかし、会計研究科での学びは試験に対応するための知識の習得にとどまりません。会計専門家として、組織にフィットした適切な管理会計の仕組みをデザインし、それを効果的に使いこなすことができる人材となれるよう、管理会計情報に関するデータ分析に特化した講義や、専門性の高い論点についてディスカッションを行う様々なワークショップ科目を用意しています。 パフォーマンスマネジメントワークショップでは、管理会計の主たるテーマである業績管理に焦点を当て、最新の研究成果や実務について学習しながら、プレゼンテーションとディスカッションを行います。学生の皆さんは、私が提示した論点に関する国内外の研究論文や先進的事例を発表チームで検討し、そのうえでプレゼンテーションの準備を行います。扱う論点は教科書には答えの無いものばかりですので、学習した様々な理論や事例を駆使しながら、いかに論理的かつ納得性の高い説明を展開するかがチームには求められます。議論を通じて、管理会計の様々な論点を体系的に理解するとともに、応用力を身に付けていただきたいと思います。テーマ研究科目特定のテーマについて、「テーマ研究論文」を作成することを目的とした科目です。1年生の秋学期から3セメスター(1年半の期間)にわたり、自らが選定したテーマについて、文献サーベイ、ヒアリングおよび統計的分析などを行い、指導教員のもとで論文を作成します。+++++資産会計を中心に財務会計の重要概念を学ぶ財務会計A最新の管理会計理論・実務を学習し、議論を通じて理解を深めるパフォーマンスマネジメントワークショップ07川村 義則 教授目時 壮浩 教授授業科目[講義型以外にもユニークな科目が多数]

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る