人間科学研究科 (日本語)
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ResearchArea地域における資源の偏在・ ○○○○○○○○×○○○○05人間科学研究科の最大の魅力は、その「学際性」にあります。この学際性は、自分の研究を進める上で重要な視座を提供してくれるものであり、日々その意義を実感しています。特に、少人数で行われる授業では、文化系や福祉系など他分野の専攻から得られる多様な視点を取り入れた議論ができる点が非常に魅力的です。学部時代にも学際性の重要性を感じていましたが、大学院では研究の比重がより大きいため、その価値を一層深く認識しています。研究が行き詰まった際には、異分野の視点が新たな発見や打開策を生むきっかけとなり、学際性の強みを改めて実感しています。研究の内容は?「地方自治体における定住促進に向けた政策の比較」と題して、過疎化を防ぐ取り組みに関しての研究を行っています。日本全体で少子高齢化が進む中、地方、特に農村部は存立の危機に陥っています。私の研究では、東日本大震災の被害を受けた岩手県沿岸部の自治体の取り組みに着目しています。インタビューや統計の分析を用いて、最終的には持続可能な行政の実現に資することを目指しています。研究室におけるゼミの学びとは?「人間科学とは?」研究指導名都市社会学環境社会学地域資源論人口社会学階級・階層論国際社会学家族社会学−※「×」は募集しない、「−」は担当なしを示し、2026年度入試では募集しません。記載の内容は2025年4月1日時点の情報であり、変更が生じる場合があります。資格担当教員名修士博士教授浅川 達人教授井上 真教授柏 雅之教授武田 尚子教授橋本 健二教授樋口 直人教授松木 洋人研究紹介人間科学研究科の魅力とは?塩冶 城春 さん浅川 達人研究室修士課程早稲田大学 人間科学部卒業「人間科学とは?」Social and Economic Studies社会学、経済学を基盤とした実践的なフィールドワークと計量分析により、今日の世界が抱える複雑困難な諸問題の要因を明らかにします。格差、歴史、環境、都市、移民、家族研究を専門とする現スタッフは、日本だけでなく東南アジア、欧州、南米の研究も行っており、世界で活躍できる研究者や専門的能力に秀でた実務家を育成します。Themeフ人ィ口ー減少ルド・ワ災害ークのとリ計スク量分を析で可視化岩手県大■町でのフィールドワーク私の研究目標は、「持続可能な地域社会の社会システムを探求すること」にあります。したがって本研究室の研究テーマもこれに基礎をおいています。各々の地域社会は地域特性とリスクの関数として存在しています。各地域社会の地域特性を可視化するために、社会地区分析および社会地図を用いた研究を行っています。本研究室が研究対象としている主なリスクは、「資源の偏在」「人口減少」「災害」であり、これらに起因する社会問題や災禍の実態を把握するために、国内各地にフィールドワークに出かけ地域の人びとの声に耳を傾けています。社会地図浅川 達人 教授博士(社会学)東京都立大学砂漠を旅する旅人にとっての北極星「人間」に対する多種多様なアプローチ社会・経済研究領域

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