教育学研究科 (日本語)
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Interview14修士・学校教育専攻(2021年度修了)勤務先:目黒区立大岡山小学校修士・社会科教育専攻(2018年度修了)勤務先:株式会社朝日新聞社 学部時代の先生から勧めで教育学研究科を志望し、入学しました。コロナ禍での大学院進学であったため、対面での授業やゼミがなかなか叶わない状況でしたが、藤井千春ゼミの先輩方や、授業で関わる学校教育専攻の仲間と昼夜を問わずオンラインで沢山議論をしていたことを思い出します。 在学中は藤井千春先生の元で、ジョン・デューイのコミュニケーション論について研究をしていました。原文の解釈や、その理解について藤井先生や先輩方からたくさんご示唆いただきました。また、ゼミでの対話や議論を通じて、研究の深まりを感じました。 現在は小学校教員として働いています。大学院時代に研究をしていた「コミュニケーション」や「対話」を教育活動に繋げたいと考えており、早稲田での出会いや教えを思い出しながら日々、子どもたちと過ごしています。 学部時代は他大学で歴史学(中世ヨーロッパ史)を専攻していましたが、専門である歴史学の研究を続けながら、教育学をより深く学びたいという思いから、修士課程から本研究科に入学しました。 新たな環境での学びには不安もありましたが、堀越宏一先生のご指導や、研究科を超えた心強い同期・先輩・後輩の支えもあり、充実感と達成感に満ちた2年間を過ごすことができました。 卒業後は朝日新聞社に入社し、現在は自社メディアを活用した企画立案やソリューション提供に尽力しています。在学中の学びを通して培った「物事を多面的に考える力」は、社会人となった今も大いに役立っています。修士・国語教育専攻(2023年度修了)勤務先:おおぞら高校町田キャンパス修士・数学教育専攻(2020年度修了)勤務先:私立静岡聖光学院中学校・高等学校 早稲田で過ごした6年間で最も濃い時間が、大学院の2年間でした。コロナ禍に受講した日本文学の授業をきっかけに、大学院進学を志しました。非日常的な状況の中で、様々な日本文学と向き合う日々は楽しく、そこで得た充実感が当時の私にとって大きな心の支えでした。大学院では、明治期の青年の自死報道から、当時の青年の自死の語られ方について研究しました。和田敦彦先生をはじめ国語教育専攻の先生方や諸先輩方からいただいた言葉に多く学びを得ることで、修士課程を修了できました。2年間研究と向き合い続け、一人でも多くの人が未来に希望を持てる言葉を発信できる人になりたいと思うようになりました。現在の自分は、大学院での学びがあってこそであり、ここでの学びは何にも代え難い大切なものとなっています。 学部生時代に他大学で結び目理論に出会った私は、本研究科の谷山先生を知り、数学の研究に挑戦するために進学しました。谷山先生は修士2年間でもしっかりと研究に取り組めるように示唆に富んだ文献を与えてくださり、私の疑問にも丁寧に答えて指導してくださいました。そういった指導のおかげで、2年目には自身で研究テーマを考えることができ、研究に本気で取り組むことができました。 現在は私立の中学校高等学校で数学科の教員をしています。生徒がどんなことを疑問に思うかを想像し、うまく問いかけることができると、教室が活性化し授業がうまくいきます。生徒が数学の世界を思い切って探索できるような活動を構成する際に、早稲田でとことん数学に向き合った経験が活かされているように思います。野田 真理子さん市川 裕里佳さん三浦 晴佳さん秋本 裕太さん修了生インタビューINFORMATION

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