教育学研究科 (日本語)
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在学生の声8 社会科教育専攻は、社会科教育の人材育成に貢献してきた本学教育学部社会科の歴史のうえに立って、高度な見識と力量を持った社会科教育の実践者ならびに専門研究者の育成に加え、社会的な要請に応えられる職業人の育成にも貢献することを目的としている。 社会科教育、歴史学、地理学、政治学、経済学、社会学、メディア・コミュニケーション学という7つの専門分野を設定している本専攻において、入学者は、まず、専門の演習と研究指導を受講することを通じて、各自が選んだ専門分野の研究を深く掘り下げて学び、具体的な研究方法論を会得し、優れた修士論文を作成することを目指す。それと同時に、各自の専門以外の隣接学問分野の多様な講義も積極的に受講することにより、知的視野を拡大し、総合的な知見を養うことも期待されている。このような専門研究の見識と総合的教養とを併せ持ち、今後のわが国の社会科教育のみならず、さまざまな分野で広く将来を担うことのできる人材を育成することが、本専攻の教育の目標である。社会科教育研究指導社会科教育研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導歴史学研究指導地理学研究指導 地理学研究指導地理学研究指導政治学研究指導経済学研究指導社会学研究指導社会学研究指導メディア・コミュニケーション学研究指導社会科教育専攻2024年入学唐 博担当教員池  俊介近藤 孝弘高木 徳郎大橋 幸泰三村 昌司岡本 隆司石濱裕美子堀越 宏一小森 宏美久保 純子箸本 健二山内 昌和遠藤 美奈熊谷 善彰若林 幹夫野上  元新藤 雄介 私は野上元先生のゼミで、歴史社会学について学んでいます。研究テーマは日中戦争をめぐる中国人の戦争記憶の再構築で、現在先行研究と現地戦争博物館でのフィールドワークを進めております。 学問の多様性と深さは社会科教育専攻の魅力です。自分自身の所属分野で専門知識を習得するうえで、地理、政治経済、メディアコミュニケーション学など幅広い社会科目について学ぶことができます。また、他分野の授業を履修すると同時に、様々な分野を学んでいる学生とコミュニケーションを取ることを通して、知的視野を拡大し、社会的な課題に取り組む力やリーダーシップを養成することができます。専門知識をより深め、視野を広げたい皆様は是非、本研究科を挑戦してみませんか!社会科教育論のうち、主として地理教育論についての研究指導を行う。公民教育・歴史教育研究を自立的に進めるための知識・技能の習得を目指す。日本中世の社会や経済、環境や文化の諸問題を考察し、研究と教育を両立する教員の育成を目指す。日本近世史の研究指導。「生活の専門家」(民衆)の視座を大事にする。日本近現代史およびアーカイブズ学に関する研究指導。漢語圏を中心にした東アジアの歴史全般の研究指導を行う。チベット、モンゴル、中国の歴史についての実証的研究を行う。古代から17世紀頃までのヨーロッパ史についての研究指導。東欧史・ロシア史・北欧史研究。中東欧・バルト地域研究。平野の地形・環境変遷を中心としてフィールドワークを重視した研究。経済地理学、都市地理学の視点から、都市の産業立地や中心市街地問題を考察する。人口地理学や農山漁村地理学に関する研究指導を行う。憲法解釈論及び憲法理論に関する各自のテーマについて研究指導を行う。価格変動メカニズムと不確実性の下での意思決定についての分析。都市、メディア、時間、空間、身体等を対象とした社会学理論、比較社会学、現代社会論。「戦争・軍隊と社会」に関わる歴史的・現代的なテーマについて研究指導を行う。メディアについての歴史的な研究の指導を行う。2026年度開講予定科目名研究指導内容歴史学研究指導 三村 昌司 教授 こんにちは。このページに目を留めてくださってありがとうございます。私の専門は日本近現代史なので、研究指導では日本近現代史の先行研究を精読したり、歴史資料の妥当な解釈について一緒に考えたりしています。また、大学院生はより広い視野から自分の研究を位置づける必要があるので、少し長いタイムスパンで書かれた研究や、理論的なものも勉強してもらっています。加えて、大学外での資料調査や、大規模災害の被災地等で行われている歴史資料保全活動に参加する機会も持つようにしています。写真は島根県津和野町での資料調査の様子です。歴史学が現在の私たちの社会と直接つながり、社会に活きる学問だということを、学生の皆さんと一緒に追究していければと思います。ぜひ一緒に研究しましょう。修士課程社会科教育専攻

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