教育学研究科 (日本語)
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Interview14修士・国語教育専攻 博士後期・教科教育学専攻(2014年度修了)明治学院大学教養教育センター 助教修士・社会科教育専攻(2010年度修了)勤務先:埼玉県立浦和高等学校 主幹教諭 学部から継続して、修士課程・博士後期課程で近代文学を学びました。大学院修士課程では、所属ゼミを超えて合同ゼミや調査合宿に参加し、近代文学を研究するための基礎的な思考力を養いました。とくにこの時期に、所属される先生方から多様な研究手法を学んだことは、現在の研究の土台となっています。 また博士後期課程への進学後は、和田敦彦先生のもと、近代文学研究をするうえでの調査の進め方、学際的な着眼点、また自律的に研究を継続する方法など、研究手法だけではなく、今後研究者として過ごすためのより実践的な在り方を学びました。修了後の現在は明治学院大学にて助教として勤めておりますが、教育学研究科での学びは、いつも自分の研究・教育活動を後押ししてくれていると感じます。 私はもともと教員志望でした。学部を卒業して早く現場に立ちたいと思った一方、自分の専門性も深めたいと悩んだ結果、大学院進学を選びました。 在学中は大橋幸泰先生の下で日本近世史ゼミに所属し、演習や自身の研究テーマを通じて数多くの先行研究に学び、歴史学や歴史教育の見識を深めることができました。学友と過ごした時間、幅広く貪欲に学べる早稲田ならではの環境はとても有意義でした。 現在私は公立高校の教員として勤務しています。学校を取り巻く教育課題は常に変化していますが、勤務校の特色を踏まえ、大学院で培った専門性、物事を捉える視野・視点・視座を活かして日々教育活動に取り組んでいます。生徒の成長に関われる現職に大変やりがいを感じています。修士・英語教育専攻博士後期・教科教育学専攻(2022年度修了)勤務先:米子工業高等専門学校 准教授修士・数学教育専攻(2018年度修了)勤務先:桐朋中学校・桐朋高校 教諭 現任校では高校1年生から大学4年生にあたる幅広い年齢の学生への英語教育を担当しています。研究者としての素地を身につけるため、修士号取得から4年のブランクを経て指導教員であった原田哲男先生の下で内容中心教授法とライティングタスクの研究に取り組みました。現任校で勤務しながら授業を受けていたため、鳥取と東京を往復していた時期もあり、今振り返るとよく修了までたどり着いたと感じます。教育学研究科での学びと自身の実践に強いつながりがあったから、先生やゼミ生との議論が楽しかったから、好奇心が満たされる純粋な喜びがあったから、充実した博士課程を過ごすことができました。この素晴らしい環境で研究に力を注げたことに心から感謝しています。 学部時代から中学・高校の教員になりたいと考えており、より深く数学を学ぶため当研究科への進学を決めました。学部に引き続き小森洋平先生の下で、ゼータ関数の値分布について研究しました。 現在教員として働いていますが、修士時代に経験したことは授業を組み立てる際など、様々な場面で役に立っています。院生時のゼミ発表、およびその準備は、授業と教材研究に通ずるものがあります。また、指導教員や先輩・仲間と多く議論をできたことは、私の大きな財産となっており、勤務校においても、生徒が自由で豊かな数学の議論ができるよう心がけるきっかけとなりました。当研究科で過ごした時間は、教員としての土台となる学びを得られた2年間であったと、就職して強く感じています。中野 綾子さん渡邊 大地さん鈴木 章子さん冨井 脩平さん修了生インタビューINFORMATION

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