ii meRAWAKAYAHekusoYONAYAH542000年度 建築設計科卒MAD Architects共同代表。1977年生まれ、愛知県出身。早稲田大学理工学部材料工学科在学中に早稲田大学専門学校(現:芸術学校)建築設計科に入学。その後ロンドンのAAスクール大学院を修了。ザハ・ハディド・アーキテクツを経て独立。主な作品は「トロント・アブソリュート・タワー(トロント、カナダ)」「オルドス美術館(内モンゴル、中国)」「ハルビンオペラハウス(中国)」「清津峡トンネル(越後、日本)」ほか。2019年稲門建築会特別功労賞(奨励)受賞。2017年度 建築都市設計科卒1993年生まれ。愛知県出身。武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科とのダブルスクールを経て、早稲田大学芸術学校建築都市設計科卒業。卒業設計で2017年度稲門建築会賞受賞。特別選考制度により、早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻に進学。現在、西沢立衛建築設計事務所に勤務。早稲田大学理工学部に所属していた大学時代に、専攻とは異なる建築に興味を持ち、学部の教授がそのまま授業をしてくれる、芸術学校の授業内容の充実ぶりにも惹かれ入学を決意しました。在学時代での出来事として今でも強烈に記憶に残っているのは、現校長である赤坂教授が授業の中で、「間違っていてもよいから、思い込むことの力を持ちなさい。そして、とことんそれを信じていきなさい」と、ミースの解説においてされていた言葉は、その後の自分の進む道に大きな影響を与えてくれました。美術大学で芸術文化を学ぶ中で建築に興味を持ち、「芸術としての建築」とい自分にとって本校は、想像力と手で考える習慣。どんなにデジタルなツールが発展しても、発想の原点というのは自分の手で考えるしかなく、その基本を教えてくれた場所であると思います。本校を卒業し、海外にて建築を学び、独立して帰国し、様々な世界を見てきた中でも、これほど熱心に、これだけ面白い先生方と、濃厚な時間を共にできる学校は稀だと思うので、ぜひ建築の楽しさをこの場所で見つけてもらえればと思います。う思想に惹かれて入学しました。最初はダブルスクールでの通学に慣れるのが大変だったことを覚えています。2年生からはスタジオでの作業が可能になり、本格的に建築と向き合い始めました。設計課題では、自分に合った設計手法や表現を、とにかく手を動かして模索していたように思います。悩んでいると、先生やTAの方が遅くまで相談に乗ってくださり、形にするプロセスを丁寧に支えてくださいました。一番の思い出は、同級生と過ごしたスタジオでの時間です。課題に取り組みながら建築について語り合った日々は、学びの多い、かけがえのない時間でした。卒業後も時々集まって近況を報告し合い、友人たちの活躍に刺激を受けています。大学院を修了後、現在はアトリエ事務所で働いています。建築設計に加え、家具や作品集など、建築にまつわるさまざまな制作活動に携わっています。模型をつくったり、スケッチを描いたりと、手を動かしながら議論を重ねる日常は、まさに芸術学校でのスタジオの延長のように感じられます。在学中と変わらぬ建築への想いを大切に、これからもものづくりを続けていきたいと思っています。アブソリュート・タワー(トロント、カナダ)早野 洋介HAYANO Yosuke早川 玲未HAYAKAWA Reimi卒業生の声
元のページ ../index.html#56