22第1課題Micro-Device architecture〈建築・景観・空間〉 都市の中には、様々な場所に潜在的に空間の魅力がありながらこれまで誰も手をつけずに打ち捨てられた空隙が存在する。各々が都市の中の問題のある空隙を見つけだし、その場所に身体スケールに基づく最小限装置の提案を行う。提出物・内容については各ユニットにより異なる。[敷地]各自で自由に設定すること[用途]居住施設(建築)商空間(空間)居住装置(景観)[規模]内部となる延床面積30m2(九ここのま間)程度[構造]構造は自由であるが必要に応じて、仮設でも良いし恒久的なもの と考えても良い。第2課題〈建築〉 早稲田大学にかねてから構想されてきた、本学初の「芸術系大学院」の設置を想定した新キャンパス計画。建築・美術(彫刻・絵画)、演劇、映像など、自ら選択した4専攻による大学院を核とし、芸術をテーマとした公共に開かれた提案施設(屋内外を問わないパブリックスペース)と、既存キャンパスとの関係を考慮したランドスケープを計画し、教育複合施設を計画・設計する。[敷地]早稲田大学の早稲田キャンパスに隣接する敷地約6,600m2の敷地[用途]芸術系大学院(学校機能)を基本施設とした上で、公共に開かれ第2課題〈空間〉 幅・奥行・高さ各3mのフレームを1ユニットとする。18個のユニットを自由に配置し、床・壁・天井を用いて空間を構成すること。プログラムは彫刻家アルベルト・ジャコメッティの作品を展示するギャラリーと、併設カフェ。内部・外部・光・作品・カフェの関連性を考え、シームレスな体験を生み出すこと。[構成要素]ギャラリー、オフィス、カフェ、キッチン、トイレ、その他[カフェ概要]スタッフはギャラリー、カフェ各2名。客席数は10席以上確保[その他]作品の特長や背景にあった空間を設えることを目的とし、空間コンセプトに呼応した特徴的なマテリアルを選定すること。内外部共にデザインし、家具デザイン、サイン計画もすること。第2課題〈景観〉 地域にはさまざまな景観資源がある。プログラムはコロナ禍を経て顕在化した社会状況を加味して「新しい働き方/暮らし方」を提案する。計画では働くため/暮らすための空間の在り方、建築自体の魅力の活かし方がより一層求められる。今回の課題では、前半で地域の景観資源のサンプリング(採集)を行い、後半でそれらを景観にこだわった建築として構築(ビルディング)する。[敷地]一ツ木通り沿いに各自選定、敷地の現況は問わない。 延床面積3000㎡程度建てられる敷地[用途]新しい働き方/暮らし方に必要な機能[構造]構造は自由た提案施設と外空間を加えた教育複合施設[構造]RC造、S造、木造、混構造など自由。[䂓模]4,000m2程度施設利用規模300人程度那須 由基 NASU Yoshiki 櫻井 和馬 SAKURAI Kazuma 福田 佳蓮 FUKUDA Karen 渡邊 花奈子 WATANABE Kanako 早稲田大学新芸術系大学院キャンパス計画グリッドとコーヒーとジャコメッティサンプリング&ビルディングexerciseDiploma class
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