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ekusoYONAYAHirohSARUM i I492000年度 建築設計科卒MAD Architects共同代表。1977年生まれ、愛知県出身。早稲田大学理工学部材料工学科在学中に早稲田大学専門学校(現:芸術学校)建築設計科に入学。その後ロンドンのAAスクール大学院を修了。ザハ・ハディド・アーキテクツを経て独立。主な作品は「トロント・アブソリュート・タワー(トロント、カナダ)」「オルドス美術館(内モンゴル、中国)」「ハルビンオペラハウス(中国)」「清津峡トンネル(越後、日本)」ほか。2019年稲門建築会特別功労賞(奨励)受賞。2011年度 建築設計科卒1985年生まれ、青森県出身。早稲田大学第二文学部卒業後、早稲田大学芸術学校建築設計科へ入学。卒業設計で2011年度稲門建築会賞受賞。特別選考制度で早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程へ進学。2014年度に大学院を修了し、その後㈱城戸崎建築研究室に勤務し、2020年に退職。現在はフリーランスで活動中。早稲田大学理工学部に所属していた大学時代に、専攻とは異なる建築に興味を持ち、学部の教授がそのまま授業をしてくれる、芸術学校の授業内容の充実ぶりにも惹かれ入学を決意しました。在学時代での出来事として今でも強烈に記憶に残っているのは、現校長である赤坂教授が授業の中で、「間違っていてもよいから、思い込むことの力を持ちなさい。そして、とことんそれを信じていきなさい」と、ミースの解説においてされていた言葉は、その後の自分の進む道に大きな影響を与えてくれました。自分にとって本校は、想像力と手で考える習慣。どんなにデジタルなツールが発展しても、発想の原点というのは自分の手で考えるしかなく、その基本を教えてくれた場所であると思います。本校を卒業し、海外にて建築を学び、独立して帰国し、様々な世界を見てきた中でも、これほど熱心に、これだけ面白い先生方と、濃厚な時間を共にできる学校は稀だと思うので、ぜひ建築の楽しさをこの場所で見つけてもらえればと思います。早稲田大学第二文学部で美術史を専攻していて、その中でインテリアに興味を持ち、芸術学校で当時開講されていた生活デザイン・インテリアコースを受講しました。そのうちに建築自体を学びたいと考え、大学卒業後、芸術学校に入学しました。入学してみて、学生と先生の距離が近く、様々なバックグラウンドを持った方とともに学ぶ環境がとても新鮮に感じられました。設計課題の場面では、それぞれの学生が持っている「芽」を先生方がマンツーマンで育ててくれ、自分のアイデアをもとにアドバイスを受けながら徐々に形にしていくという感じです。敷地周辺のリサーチの重要性や、図面の基礎的な表現から細かいところまで、先生方に丁寧に教えていただけたことが、現在の仕事にとても役立っています。卒業後は大学院を経てアトリエ系の設計事務所に就職しました。芸術学校の課題作品をまとめたポートフォリオを見せたときに「清潔な設計をするね」と褒めていただいたことがとても嬉しく、印象に残っています。現在は住宅の設計を主に担当していますが、出来上がった住宅もお施主様に長く大切に使っていただき、時間が経つにつれてより美しくなっているように感じます。将来は独立して長く愛される住宅を作っていきたいです。2011年度卒業設計 稲門建築会賞受賞作品「NEPUTA Station」アブソリュート・タワー(トロント、カナダ)早野 洋介HAYANO Yosuke三浦 詩織MIURA Shiori卒業生の声

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